少し前に、質問があったので、今日はそれにお答えしてみましょうか。

その質問は、こんな内容でした。

この「あやえも研究所」を作るとき、どのような手順で作られましたか?

今日はこの質問にお答えしましょう。

 

このサイトは、「好き放題やってできた、物置」

私は大学に入って、初めてインターネットに触れたんですよ。

それで、イラストを描いたりして公開していました。

最初は1日に20アクセスもあればいい程度の、たまに絵を描いて、ネット上で知り合った絵描き仲間と掲示板でわいわいやるだけの、完全に趣味でやっていたものですね。

当時はブログとかなかったので、HTMLを手打ちでやってましたね~。

 

で、小説を書くようになったり、作曲をしたりしていると、あるときに「ゲームを作ろう」と思い立ちます。

そして、ノベルゲームを作るようになりました。

そうして、アニメを作ったり、FPSゲームを作ったり、写真加工技術を作ったり、ストーリーライティング技術の本を書いたり、自己啓発本を書いたりして、今に至ってます。

まあ、言うなればこのサイトは「好き放題やってできた、物置」みたいな感覚でしょうか(笑

 

好きでやっていたら、いつの間にかビジネスになっていた

あんまり、「世の中をこうしよう」とか、「人にこれを与えよう」という思いはありませんでしたね。

むしろ、楽しそうなことを追いかけていたら、こうなっていた……という感じです。

楽しいことをしていて、それでできたものを公開していると、「それが欲しい」という人が出てくるんですよ。

こうして、「好きでやっていたことが、いつの間にかビジネスになっていた」という感覚です。

「顧客層はここで、流通ルートはこうで、マーケティングはこうで……」みたいなことは、一切考えていません。

自分が最高に楽しんで、できた副産物を人に喜んでもらう、という流れになります。

 

ほら、鉄腕DASHのDASH村でも、あの村の様子を見ている視聴者は、そこでできた野菜とか料理とか道具とか、味わいたくなるじゃないですか。

ひたすら村を作っていて、楽しんでいて、情報を公開していたら、なんか作っていたものが売れていたわけです。

そういう流れですかね。

 

魅力はいくらでも作れる

私はあんまり「売れるために好きなことを削る」ということはしないんですよ。

というのも、そもそも、好きなことは山ほどありますし、ある程度のことは好きになれるので、「山のようにある好きなことの中から、一番売れそうなもの」を選んでいるだけのような気もします。

今でも、時間があったらやりたいこととか、山のようにありますからね(笑

 

「実生活に役立つクリエイティビティーは、何でも楽しくなる」と以前言いましたが、楽しいことって山のように作れます

だったら、自分の魅力も、その都度その都度で、作ることができるものです。

だって、そういうクリエイティビティーを情報発信していったら、ファンができて、ファンにとってそう言う姿は魅力的に映りますからね。

 

なので、「私は小説しかない」とか、「小説でのし上がりたい」みたいに好きなことを限定するのは、ちょっと危ないかなと思ったりもします。

それは言うなれば、「私の魅力はこれだけしかありません」って限定しているようなものですからね。

でも、実際は違いますよね。

人の魅力は、いっぱい作れるものです。

 

鉄腕DASHのDASH村でも、「この村の魅力は、お米しかありません」とか言ったら、とても限定されちゃいますよね。

興味のあることをいろいろやって、楽しんで、その中からお金になりそうなものを中心にしてゆけばいいんですよ。

だから、自分の魅力とか道を限定せずに、どんどん好奇心を持って、やりたいことや好きなことを見つけると、すんなりとうまくいくんじゃないかと思います。

それに、小説のスキルとか、今までやってきたスキルって、他の分野でも結構応用ができるものなんですよね。

 

「好き」を元に「商品」を作る

ただ、「商品」として仕上げる、というのは常に意識していたように思います。

自分だけが楽しむのではなくて、他の人が十分に楽しめる、パッケージとして完成された形にする、というのは意識していました。

ゲーム作りの時からそうでしたが、ちゃんと商品の形にして、自己満足するんですよ。

例えば昔はCD-Rにゲームを焼くわけですが、ジャケットも作って印刷して、カッターで切って、そのCDに入れるわけです。

すると、「おおーっ、これは商品だ! 店に置いてもおかしくないぞ!」って嬉しくなって、部屋に飾って一日中眺めていても飽きなかったぐらいだったんですよ(笑

 

そんな風に、売れても売れなくても、自己満足で「商品」を作り続けていました。

すると、販売できる場所とか、売れる場所が見つかったりして、そこに置いてもらうわけです。

そういう場所を、やっぱり無意識に探すようになって、ちゃんと見つかるものなんですよ。

ゲームなら同人ショップとかダウンロード販売サイトで、今なら本をAmazonで置いてもらっていると。

で、「商品」を作り続けていると、やっぱり「ああいう表紙はいいよな」とか、「ああいう内容構成がいいよな」みたいなことも、意識の中に入ってくるんですよね。

そうして少しずつクオリティが上がっていって、しっかりと買ってもらえる人が出てきたんじゃないかと思います。

 

まとめ

そんな風に、大量の「好き」が先で、それで売れそうな商品を作ってゆく、という流れですかね。

すると、売れる場所が見えてくるので、そこで売り始めると、どんどんその業界で売れるコツが見えてくるので、フィードバックを繰り返していった……みたいな流れですかね。

それが、このサイトができた流れかなと思います。

 

とにかく、「好き」をたくさん持って、クリエイティビティーを発揮していれば、道は見えてくるかと思います。

そういう発想もアリなんじゃないかな~ということで、参考にしてくださればと思います。

 

ということで、今日は「あやえも研究所の作り方」についてお話ししてみました。

今日はここまで~。

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