今日は、文章を書く時の、私なりの考え方をお話ししてみましょうか。
長文を書くコツについてのお話です。
どうすれば長文が書けるのか
現在、新作本をがしがしと書いているんですが、既に原稿用紙580枚を越えていたりします。
前作の「変わらない現状~」が原稿用紙170枚ぐらいだったと思うので、あれを既に3冊半ぐらい書いていることになります。
今回は我ながらアホなことやってますので、ストーリー作家の方はお楽しみに。
で、私は基本的に短くまとめられない人で、どうしても長文になってしまう人なんですよ。
でも、中には長文が書けない人もいるかもしれません。
なら、どうすればこんな長文が書けるのか、私なりのコツについてお話ししてみましょうか。
結論から言うと、「短くまとめようとすると、結果的に長い文章になる」ということです。
いや、「短くまとめようとしたら、短くなるやん!」と盛大にツッコミが入りそうな予感がしますが、まぁ私の話を聞いてください(笑
短くしようとすると、なぜ長文になるのか
長い文章を書きたくても書けない人の場合、「長い文章を書こう」と思ってしまうわけです。
でも、長くしようとしたら、今頭の中にあるアイデアを薄く引き延ばして書くことになりますよね。
すると、密度も薄くなって、展開が遅くなって、面白くなくなってくるわけです。
でもそこで、逆に「短くしよう」と考えるとどうでしょう。
特に面白くない部分とか、どうでもいい部分は数行ぐらいで終わらせるわけです。
すると、「あれも補足したい、これも補足したい」っていうアイデアがどんどん出てくるんですよ。
すなわち、「頭の中にあるアイデアを書く」という感覚ではなくて、「書いていると、書かなきゃいけないことが次々と出てくる」わけです。
言うなれば、「長く書こうとする」というのは、「10km先まで、時間をかけて行こう」とするようなものです。
そりゃ、ゆっくり足を動かして、ゆっくり移動すれば、時間は長くなるでしょう。
でも、面白くないですし、筋力はどんどん衰えていくばっかりですよね。
一方で「短くまとめようとする」のは、「とりあえず行けるところまで行こう」とするようなものです。
「10km先まで、とりあえず短時間で仕上げよう」って感じですね。
すると、自分にできる限りの力を使って走るので、筋力がつくんですよ。
確かに最初は、すぐにへとへとになって動けなくなるでしょう。
でも、全力で走っていたら、次第に筋力がついて、もっと先に行けるようになるわけです。
すなわち、短くまとめようとして書いていたら、今まで行けなかったようなアイデア(目的地)にどんどんたどり着けるようになる、ということですね。
「文章密度を薄める方に動く」のではなくて、「アイデアをもっと増やす方に動く」わけです。
こっちの方が、より成長できそうですよね。
だいたい、長ければいいってものでもありませんしね。
まとめ
そんな感じで、長文を書けるようになりたければ、短くまとめようとしてみるのもいいんじゃないかと思います。
すると、筋力がついて、どんどん「これも書いておくか」っていうアイデアが出てくるようになります。
だったらなぜか、長文になってしまうわけです(笑
いや、これは私だけかもしれませんが(笑
まぁ参考にしてくださいませ。
ってことで、今日は長文を書くためのコツについてお話ししてみました。
今日はここまで~。