まずは最初にお知らせです。
最新作の作家向け教材本「ストーリー作家のネタ帳 イベント編2―世界観・状況の王道プロット15種」は、8月13日(木)にリリース予定です。
価格は1,180円です。
最近はずっと新作本は無料配布していたので、「あやえもさんの作品を買う機会がない」という状態でしたが、ようやくまともな有料作品になります(笑
今回も、前回同様に全力を出し切って仕上げましたので、是非買っていってくださいませ。
売れればそれだけ私も喜びますので(笑
ってことで、リリースをお楽しみに。
今日は、成果についてお話ししてみましょうか。
「切り開いた境地の広さ」が成果になる、という考え方のお話です。
「切り開いた境地の広さ」という評価軸
昨日の記事を書いていて、書きながら「そうか、こういう考え方もあるのか」と気づいたことがあるんですよ。
それが、「切り開いた境地の広さ」が、「圧倒的な成果」になる、という部分ですね。
これ、書きながら初めて気づいたことだったり(笑
「成果とは何か」と言われたら、私たちはつい「どれだけ売上額を上げるか」とか、「どれだけランキングに入るか」とか、そういう尺度で見やすいですよね。
でもこれって、よくよく考えると、競争社会での評価軸ですよね。
比較することで、優劣を競うと。
一方で「切り開いた境地の広さ」という評価軸もあるわけです。
戦わない戦略、境地開拓をするクリエイティブな人の場合、こういう評価軸の方が合っているように思えます。
そして、ストレスなく、楽しく成果を見極めることができるんじゃないかなと。
開拓された場所で競争するか、開拓者になるか
これは、農地で考えると分かりやすいでしょう。
農地=市場、になると。
「これだけの土地を手に入れて、これだけの種を植えて、これだけ収穫できた」というのが、競争社会の評価軸なわけです。
で、メジャーほど資金があるので、大規模な土地で、大規模に植え付けて、大規模に収穫するわけです。
この世界は、強者と弱者の差がすごいものです。
強者であるほど収穫量(お金)が豊富になり、多くの奴隷を使うことができます。
逆に弱者は奴隷状態となり、自由などありません。
そして、その社会での成果を出して、競争に打ち勝てば、土地を買えて、他の人を従えさせることができるわけです。
でも、能力を持つ強者であればいいんですが、競争に勝てないような弱者の場合があるものです。
個人や弱小チームでは、土地を持っていないことも多いし、土地代とか人件費も多くかかるわけです。
そういう場合に、別の戦略で豊かになれる、ということですね。
そこで、「新たな土地を自力で切り開いて、収穫を得よう」とするのが、「戦わない戦略」なわけですね。
この場合、誰も命令する人はいないので、自由人となり、好き放題できます。
自分が望む環境で、自分らしいスタイルで、自分が欲しいだけ収穫を増やすことができます。
でも、もしその土地から収穫を得られないと、飢えることになりますよ、誰も助けてはくれませんよ、ということです。
新たに切り開くことになるので、その切り開いた土地が、種をまけばすぐに実をつけるかどうかは分からないんですよね。
すると、切り開いてしばらくの間は、待たなきゃいけないこともあると。
ただ、もしその土地が豊かだったら、一気に花開くわけですね。
周囲は誰もいないので開発し放題ですし、どんどん人が集まってくれば、その土地の価値はうなぎ登りになるわけで。
それが、パイオニアのいいところですよね。
まとめ
そんな風に、「どれだけの新たな領域を切り開いたのか」っていう考え方が、いい評価軸になりそうな気がします。
「1作品からの収益」というのは、現状維持社会、競争社会で生きる人の評価軸なんだと。
逆に、現状から出たい人ならば、「切り開いた土地の広さ」で評価する方がいいかなと思います。
それは、すぐにはその土地のよさは評価できないんですが、長期的な視野で見る、ということですね。
少なくとも、切り開けば切り開くほど、収穫量は着実に増えていくものです。
切り開かずに、同じ場所に同じような種をまき続けるから、収穫量が上がらないわけですね。
切り開けば、やった分だけ確実に成果が出て、モチベーションになるものです。
それに「右肩上がり」というのは、額が少なくても、結構希望が持てるものなんですよ。
で、いろんな土地を開いていると、「当たる」ことがあるんですよね。
そういう評価軸で行動すると、やる気も出て、成果も見えやすいんじゃないかなと思います。
メジャーに向けて動いていると、全く成長していないような気になる人って、多いと思うんですよ。
「ずっと、二次予選敗退」みたいな。
でも、境地開拓を始めると、最初は額は少なくても、すぐに確実に右肩上がりになっていくんですよ。
それに、工夫次第で収穫量が上がるので、クリエイティビティーを発揮するのがやみつきになるんですよね(笑
そういうスタイルも、いいんじゃないかなと思います。
ということで、今日は「切り開いた境地の量」が成果になる、という考え方についてお話ししてみました。
今日はここまで~。