まさにタイトルの通りです(笑
「頑張らなきゃ」とか「努力しなきゃ」とか言うのをよく耳にしますが、私はモチベーションを上げようとしても出ないと思うんですよ。
まぁ出たとしても短時間だけで、すぐにしぼんじゃうと。
なぜモチベーションが出ないかというと、それをやるメリットが見えないからなんですよね。
これは「運をよくする方法」にも書いたので、読んだ人は分かるかなと思いますが。
メリットや価値があれば、やる気は出るものですよね。
やっても何も意味ないから、やりたくないんですよ。
そういう場合、次の二つのアプローチがあるのが分かるかと思います。
- 一つは、メリットや価値を徹底的に見つける。
- もう一つは、やる意味がないものはやらない。
一つ目は簡単ですよね。
メリットや理由を探しまくると。
すると、運がよければモチベーションが出るでしょう。
大切なのは、二つ目だと思うんですよ。
「思い切ってやらない」というアプローチもあるんじゃないかと。
「でも、例えば仕事に行かなきゃ生きていけない」と思うかもしれませんが、もし本当に生きていけないのであれば、それぐらいの生命の危機であれば、モチベーションは出るものなんですよ。
死に瀕するような状態であれば、「火事場の馬鹿力」って言うぐらい、意識せずともすごいパワーが出せるものです。
ってことは、「その仕事をやらなくても、生きていける」って直感的に分かってるんですよね。
そして、実際に試してみればいいと思うんですよ。
もし危機が起きなければ、モチベーションの上がらないものをやらなくて済むわけで。
もし危機が起きれば、モチベーションがうなぎ登りでやる気が出ると(笑
たぶん、「こっちに行きなさい」、「そっちに行ったら危ないよ」と人に言われるがまま生きてきて、実際に自分で試してみない生き方だと、そういう風になるんじゃないかと思うんですよ。
そういう人は、「今、生きてる!」っていう感覚が少ないんじゃないかなとも思ったりもします。
どこまでが危機で、どこまでが安全なのか、これは早めに知っておく方がいいと思うんですよ。
たとえ実際に危機を味わったとしても、それを早い段階で知っておくと、「ここまでは大丈夫」みたいなライン引きができて、「好きなこと」と「やらなければならないこと」のメリハリがつくわけで。
すると、「やらなければならないこと」イコール「命に関わること」だと直感的に分かるので、モチベーションが出ないということはありえないんですよ。
そういう、「これ以上は怠けたらダメ」というのを知っておくのも、いいかなと思ったりもします。
実際に私が知っている成功者でも、「試しにホームレスをやってみた」みたいな人は結構いるんですよ。
それで、「あ、ノーマネーになっても、生きていける。だから大丈夫だ」みたいな経験をしたからこそ、ノーマネーになる不安を捨てられて、積極的に挑戦しながら生きられるわけです。
でも一方で、例えばお金があったとしても、よりお金が入ってくるチャンスになったとしても、他人の保証人になることは絶対にしないわけです。
それは、「ここでクラッシュが発生すると、家族共々生きていけなくなる」と分かるからですね。
経営用語でも、「コア・コンピタンス」や「選択と集中」と言って、「やらなくてもいいものは、徹底的にやらない」というのが基本です。
やらなくていいものは捨てて、その分、自分の強みに集中することで、より成果を上げて喜んでもらう……そんな生き方をしているわけです。
つまり、彼らは、どこまでが安全領域で、どこからが危険領域かをわきまえてるってことですね。
ということで、やるメリットがないものは徹底的にやめてみて、本当にやりたいことに集中して、そこでどこまでいけるのか、どこからが危機になるのかを試してみるのもいいかなと思ったりもします。
それが、モチベーションを上げる一つのコツかな、とも思ったりもします。