今日は、クリエイティブなお話です。
「新しいコンセプトって、面白いですよね」、というお話をしてみましょう。
Amazonの新しいコンセプトが面白かった
Amazonがらみで、面白い記事が2つほどあったのでご紹介。
レジなし、行列もなし–アマゾンがAI活用の新コンセプトストア「Amazon Go」を開店(CNET Japan)
アマゾン、最新の“運搬ロボ”を国内初公開–その名も「Amazon Robotics」(CNET Japan)
Amazonの新たな発想
「Amazon Go」は、コンビニだけど、レジを廃止した店になります。
レジ待ちって、結構なストレスですよね。
それを、入店するときにスマホで認証しておけば、後は商品を勝手にバッグに放り込んで、レジを通さずに帰るわけです。
レジを通すことに慣れている私たちからすると、なんだか万引きしているように感じるかもしれませんが(笑
でも、何らかのメカニズムで、店を出る時にちゃんと精算はされていることになります。
一方で、Amazonの運搬ロボは、動画を見たら分かるように「人が動いて棚に向かう」のではなくて、「棚が動いて人の方に来る」という発想ですね。
それで、より効率化させようというシステムです。
新しいコンセプトって、面白いですよね
こういう新しいコンセプトって、面白いですよね。
うまくいくかどうかはさておき、ここには新しい発想があるわけで。
スーパーのレジ打ちコストは、今までもずっと問題になってたんですよ。
それで結構昔から、レジ打ちをなくせるように、いろいろ研究されてきているんですが。
で、今までの主流となるアイデアが、「バーコードのように、袋に一つ一つ商品の電子タグをつけることで、商品認証させよう」というものでした。
電子タグをつけた商品を、ざっとゲートにくぐらせれば、一瞬で全部の品目と個数を識別できますからね。
そういう風に、商品にタグをつけることで効率化させようとしても、これをやるには全商品を一気に変えないといけない(電子タグを制度化しないといけない)わけで。
もしくは、店で一つ一つ、商品に値札のようにタグをつける必要があります。
すると結局、コスト面やテスト運用面も含めて、レジを打つのと大差なくなってしまうと。
「常識」を打ち破る発想
そんなとき、Amazonは「商品にタグをつけるんじゃなくて、店でセンシング(認証)すればええんやん」と、発想を変えたわけです。
もちろん、何らかの商品タグも併用しているかもしれませんが。
そうやって、「タグ以外の発想で、レジ打ちをなくした店」というコンセプトを立ち上げたと。
そういう今までの常識が覆される時に、人は可能性を見いだせるんですよね。
Amazonの運搬ロボにしても、先に触れたように、「人が動いて棚に向かう」が常識じゃないですか。
でもそこから、「棚が動いて人の方に来る」という、常識を打ち破る発想の転換があるわけで。
「人の代わりに、棚から商品をピックアップしてくる」というロボットを作るのは複雑で難しいですが、「棚を移動させる」だけなら簡単ですからね。
すると、意外と簡単に望みが実現できたりするわけです。
「こうしなきゃ生きていけない」という「常識」は本当?
これは私たちの人生でも、同じですよね。
私たちには、「こうしなきゃ生きていけない」という思い込みにも似た常識があります。
でも、「あれ? こうするのでも、別にいけるな」という方法を見つけ出せれば、新たな希望を得られると。
「私はずっと、嫌な仕事をしなきゃ生きていけない」
「私はずっと、雇われで苦しく生きていかなきゃいけない」
「それが社会の、人間としての常識だから」
そういう「常識」を持っていると。
常識に気づけば、それを疑える
なら、本当に、その「常識」だけしか道はないの?……ってことですよね。
実は、いろんな道があるように思います。
「大好きなことをしてお金を得ちゃいけないって常識、なんか変だよね」
「自分には独立できないなんて常識、なんか変だよね。世の中の8人に1人が個人事業主や社長さんなら、宝くじよりもよっぽど当たる可能性は高いんだし」
「学校で人に従うように教わったから、新たに独立するスキルを身につけられないって常識、なんか変だよね。新たに学べばいいんだし。近所の八百屋のオッサンにでもできるなら、自分にもできるんじゃないの?」
これに気づくことで、新たな可能性が開けるんですよね。
まとめ
そんな風に、時に新たなコンセプトに触れるのは、刺激になるんじゃないかと思います。
こういう今までの「常識」が覆される体験ができると、発想が自由になるんですよね。
すると、より新たな発想ができるようになります。
私たちには、いろんな常識があります。
「大金持ちにならなきゃいけない」、「売れっ子にならなきゃいけない」、「我慢しなきゃいけない」、「忍耐強くなきゃいけない」、「年長者には黙って従わなきゃいけない」、「協調しなきゃいけない」、などなど。
そんな「私はこうしなきゃいけない」というのが、「それが思い込みの常識だったんだ」と分かれば、別の道を模索できます。
ある意味、そういう「無意識の常識」を「これって変な常識だよね」と気づくことができれば、変革の半分は実現しているようなものじゃないかと思います。
そういう風に考えると、より発想が自由になって、クリエイティブに望む人生を作れるんじゃないかな、と思います。
ということで、今日は「新しいコンセプトって、面白いですよね」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。