今日は、クリエイティブなお話です。
お客を定着させたいなら、「こういうのが好きだ」を見つけてみよう、というお話をしてみましょう。
「変態と、そんな変態と組まされる優秀な捜査官」の組み合わせ
今日も興味深いツイートがあったので、ご紹介。
男女に限らず・・・
XファイルとかメンタリストとかPOIとか昨日見たブラックリストもいい感じだった
ゴールデンカムイも・・・コンビ物だあ〜いすき pic.twitter.com/ELq6jPGZ6M— ぽんぽん (@ponpon_2501) September 24, 2017
「特殊な能力を持つ変態」と、「そんな変態と組まされる優秀な捜査官」という組み合わせの内容なんですが、こういうのって確かに面白いですよね。
以前、ちびまる子ちゃん(花まるカップリング)の例を説明しましたが、こんな風に言われると、やっぱり「面白そう」と感じたりするものです。
こんな感じで「こういうのが好きだ」というのを明快にできると、自分の攻める方向と強みが分かるように思います。
というのも、「こういうのが好きだ」と一つの形にまとめると、普遍的な面白さが見つかるからなんですよね。
すると、人に面白さを伝えられるようになって、お客が定着するようになると。
なぜ「私はこれが好き」を周囲に理解してもらえないのか
私たちは、「これが好き」っていう好みがあるものです。
その「好み」とは、「飢えているもの」と言えるかもしれません。
私たちはそれに飢えているからこそ、「それが大好物!」、「自分で作ってでも味わいたい!」となると。
だからいろいろ自分で作って自分で満たして、ついでにそれを売ろうとするわけなんですが。
でも、なかなか周囲には理解してもらえないものですよね(笑
満腹な人とか、飢えていない人には響かないかもしれませんが、まぁそういう人は別にどうでもいいんですよ。
重要なのは、「同じように飢えている人すら来ない」もしくは「来たとしても定着しない」という問題です。
じゃあなぜ、自分は面白いと感じているのに、飢えている人にすら、それを面白いと感じられないのか。
その一つの要因として、「面白さを伝えられていないから」という問題があるように思います。
面白さは、単純な原理で起こる
ほとんどの面白さとか楽しみっていうのは、とても単純な原理で起きます。
例えば料理で言うと、「おいしい」と感じるのは、「甘み、酸味、塩み、苦み、うまみ」の組み合わせでしかありません。
なら、食材や調味料って、それら一つ一つの特徴を持つに過ぎないと分かります。
すると、例えば「夏に食べたいさっぱり系のもの」だと、「酸味とうまみの比率を増やしたものにすればいい」とか分かります。
で、最終的にそういう比率になるように料理を仕上げれば、味に関してはだいたい外すことはなくなります。
もちろん、料理の場合、食感とか見た目、雰囲気とかもあるでしょう。
でも、それらも単純な原理の組み合わせで実現できます。
例えば食感でも、「外はパリッと、中はじゅわっと」とか、「ぷにぷにのグミ系食感」とか、「さくさく食感」とかは、とても普遍的な形ですよね。
そういう「人間が基本的に受け入れられる、単純な形にすること」を、「普遍化する」と言います。
逆を言うと、自分の好みをそういう風に普遍化できれば、外すことはなくなります。
それは人間にとって「おいしい」と感じる核心を、的確に突けるからですね。
確かに満腹な人には合わないかもしれませんが、少なくともそれに飢えている人なら大喜びしてくれるし、普通の人でも「たまにはいいね」と言ってくれるクオリティにできます。
「こういうのが好き」を考えてみよう
ならば、どうやって普遍化して、単純な原理にするかが問題になります。
そこで、「こういうのが好き」とまとめてみましょうよ、ということですね。
実際にやってみると分かりますが、「こういうのが好き」ってまとめるのは、結構考えさせられます。
というのも、上記のように1枚の絵でまとめたり、一言で表現しようとすると、なかなかまとめられないんですよね。
下手をすると、「私は雑食で、よく分からない」となっちゃうことも多くて。
でも、「自分が味わえる共通点」をまとめていくと、多くの人が受け入れられる形になっていきます。
それは、上記の絵のように、「言われてみると、確かにそれは面白いよね」と感じられる形にできると。
すると、人に面白さが伝わるようになって、「ここではこれを手に入れられる」と瞬時に分かるので、それを好むお客が定着します。
例えば私の場合、「自由気ままに、好きなことをして生きるのが好き」という形にまとめられるかもしれません。
その中で、「好きなことでお金を稼げるといいよね」とか、「人に喜んでもらえるのもいいよね」、「無理をせずに生きられるって、いいよね」、「意味があることに、全身全霊になるのも気持ちいいよね」みたいな要素があると。
すると、「ああ、あやえもさんはそういうのが好きで、そういうのを提供している人なんだ」と分かりやすく伝わります。
なら、それを欲する人が来て、定着するし、普通の人でも「たまにはいいかもね」となると。
逆を言うと、これが分からないと、欲する人(お客)が来ないわけです。
来ないというか、「来たとしても定着しない」という表現の方が正確かもしれません。
それは、何を提供しているのか、分からないからですね。
まとめ
そういうこともあって、お客を定着させたい場合、「こういうのが好き」というのを見つけてみるのもいいでしょう。
それが的確であればあるほど分かりやすくなるので、そういうのを欲している人が来て、定着します。
好きなことがあるのに人が定着しないのは、「分かりにくいから」ということですね。
それを分かりやすくできれば、自分の中にある「好き」という才能を、うまく伝えてゆけるんじゃないかと思います。
別の表現をすると、これが「要所中の要所」になるとも言えるでしょう。
そこを攻めることで、より簡単に、しかもスマートに願いを実現できるようになる、ということですね。
ということで今日は、お客を定着させたいなら、「こういうのが好きだ」を見つけてみよう、というお話をしてみました。
今日はここまで~。