今日は、クリエイティブなお話です。
悩みをビジネスにした具体例として、背の低い女性向け衣服の例を見て見ましょう。
「自分は普通とは違う」という悩み
「自分は普通とは違う」という悩みを持つことって、ありますよね。
「私って、こういう性質があるから、いつも悩んでいる」
「普通の人はこれで合うのに、自分はこういう体質だから一般的なものは合わなくて、普通の人がうらやましい」
「私に合うものが、どこにも売ってない」
……みたいな。
人によっては、もう山ほど思いつくんじゃないかと思うんですが(笑
でも、こういうものが、自分なりのビジネスのネタになったりするんですよ。
ということで今日は、そういう「自分に合うものがない」という悩みをビジネスにした具体例を見てみましょう。
「身長が低すぎる人が着る服」という悩みをビジネスにした例
興味深いツイートがあったので、ご紹介。
この夏からずっと仕事手伝ってもらっていた大学生の女の子二人が、「身長が低すぎて着る服がない!」というので、作ってみればと言ったら2-3ヶ月という驚異的な速さで本当に作ってしまった。すぎょい😂【cohinaは、XS〜Sサイズ女性のために生まれたブランドです】 👉🏻https://t.co/wZ6kYjEhhm pic.twitter.com/hHAd7k5Zv0
— みねまつ(˘ω˘)スヤァ (@mnmtkn) November 13, 2017
身長が低すぎる二人の女性が、 「自分のサイズに合う、欲しいデザインの服がなかった」という悩みを抱えていたわけです。
タイプの服があったとしても、サイズがなくて、いつもあきらめていたようで。
それどころか、好きな服のデザインを見つけるよりも、まずはSサイズの服を見つける方が大変、みたいな状態だったとか。
たった2~3ヶ月で実現しちゃった!
そういうときに、「じゃあ、自分で作ってみれば?」と言われて、たった2~3ヶ月という短期間で実際に好みの服と、そのビジネスを作っちゃったと。
それでできたのが、cohinaというブランド(オンラインショップ)です。
見たら分かりますが、「150cm前後の小柄な女性に合う服」という、すっごい限定的な服を扱ってます。
こういうノリがいいですよね。
まさに、「なければ作る」、「そのついでに分かち合って、喜んでもらう」みたいな。
まずは自分が満足するものを作って、その豊かさを周囲に分かち合う、という流れです。
自分が小さくて悩んでいたから、小さい人の悩みがよく分かって。
だから、欲しいものが分かるわけです。
条件を限定するから、無駄なものを取り払える
で、こういう風に条件を限定できれば、無駄なものを取り払ってすっきりできるんですよ。
例えば上記の服デザインでも、お客は150cm前後と限定しているから、複数サイズを作る必要がありません。
まぁウエスト周りでサイズ変化はありえますが、それを工夫して1サイズでできるようにすれば、1つのサイズだけで売れるようになります。
これは、制作コスト的にも在庫的にも、とても楽になることです。
それに、買う側も試着をする必要がなくなって、だから実店舗を持つ必要もなくて。
なので、オンラインショップで、低コストで運営できると。
そして低コストでできるからこそ、失敗を恐れずに、どんどんと新しいことに挑戦できるわけですね。
いろんな工夫をしてクオリティを高め、広げていこう
撮影用モデルさんも、インスタで見つけてモデルをしてもらったとか。
こういう部分も、低コストで実現する工夫があって素晴らしいですよね。
で、制作者がそういう悩みを抱えていたら、たいていSNSとかで、そういう同じ悩みを持つ人とつながっているものなんですよ。
だいたい悩みが深いものほど、似たような悩みを持つ人とつながってるでしょ。
すなわち、何もしなくても、既に潜在的なお客を持っているわけです。
すると、自分のSNSでリリース告知をすると、そういう潜在顧客に直接アプローチできるので、変に宣伝をしなくても広がると。
なら、制作コストもかからず、宣伝コストもかからず、自分の悩みを原料に、自分にできるもので作品を作って売ることができると分かります。
自分が持つ「見えない資産」を、うまく使って広げたいい例ですよね。
まとめ
そういう風に、自分の悩みをビジネスにもできるわけです。
すると、悩みが深ければ深いほど、なんかいいビジネスになりそうな気がします。
後は、「じゃあ、自分で作ってみれば?」という発想じゃないかと思います。
そこで自分なりの工夫を加えて、いいものを作って、分かち合うと。
すると、自然と自分の「見えない資産」を利用できて、うまく回るかもしれません。
ということで今日は、悩みをビジネスにした具体例として、背の低い女性向け衣服の例を見て見ました。
今日はここまで~。