今日はお知らせです。
本日、「ストーリープロット生成/伏線管理システム」サービスを終了しました。
一応体験版は残しているので、ちょろっと触る程度なら使えます。
およそ1年半でサービス終了になったのは残念ですが、新たなアプローチのアイデアはいくつかあるので、未来にご期待ください。
購入してくださったり、応援してくださった方には、心から感謝です!
あとがき
ずっと予告をしていましたが、これは仕方ないですね。
3年近くもかけて作ったものでしたが、まぁ楽しく作れたのでよしとしましょう。
でもまぁ、リリース後しばらくして、「あ、これはダメだ」と肌で分かると、普通に落ち込んでました(笑
なので「このウェブアプリは閉鎖だ。終了方向で動こう」と決めた時は、だいぶがっくりしていた記憶があります。
ただ、一度手放すことを決断できると、結構すっきりするもので。
なので、その後はうまく切り替えられたように思います。
新規性のあるものは、雑でも早めに出す方がいい
今回強く実感したのは、新規性のあるものは、「きちんとしたものを時間をかけて出す」よりも、「雑でもいいから、早めにリリースして、フィードバックを増やす」方がいいということですね。
Apple製品とかまさにそうで、少々雑な仕上がりでも、どんどん出してゆくスタイルです。
もしこれが、小説とかイラストみたいな「フィードバック不要なものを、早く仕上げる」であれば、制作に集中する方がいいんけどね。
でも、アプリのようにフィードバックが重要になるものは、早めに仮リリースをする方がいいように思います。
実際に今回のアプリは、いろいろ問題点があったんですよ。
支払い方法も、「Stripeよりも、普通にPayPalでサイト遷移する方が、ユーザーに安心感を与えられたな」とか。
設置サーバも、Googleサーバ(FirebaseとGCP)は素晴らしいんですが、さして転送量は多くなかったので、「自前のサーバとデータベースですればよかったな」とか。
そして今回はGoogleサーバ仕様でアプリを作ったので、自前のサーバに移転するのがきわめて難しくて。
そういうことがあったので、「早めに出しておく方が、早めにフィードバックができてよかったな」と実感しています。
新たなアプローチのアイデアはあります
今回のシステムは使いにくいものでしたが、いくつか新たなアプローチは考えています。
それが、今回は「共通プロットに当てはめる」アプローチだったんですが、「ユーザーにテンプレを先に選ばせる方がいいな」というアプローチです。
今回は、言うなれば「ストーリー作家のネタ帳」をより普遍的にした、1つの共通プロットを作ろうとしたわけです。
でも、仕上げてみて分かったんですが、これだとユーザーが入力しても、どんなプロットが出てくるのか予想できないんですよね。
実際に、「この入力やチェック内容が、どういう結果をもたらすのか、さっぱり予想できない」という印象だったんじゃないかと思います。
テンプレを先に決める発想
そうではなくて、もっとユーザー側が「こういう展開にしたいな」というテンプレ部分を先に決める方がよさそうに思います。
テンプレをイメージできた後、固有名詞を入力してゆく流れの方が、全体の構造として分かりやすいように感じたり。
まぁそんな風に、次のアイデアの糧になっているので、そういう意味でも今回のシステムは作ってよかったように思います。
このシステムは、一部の方からは大いに可能性を感じてもらえたようで、力強く応援してもらえました。
心から感謝ですよ。
いろいろ試行錯誤しつつ、次へと挑戦してみようかと思います。
まとめ
とにもかくにも、今回の「ストーリープロット生成/伏線管理システム」のサービスは終了となりましたが、いろいろ学ぶところはありました。
これを生かして、より新たなアプローチを試してゆこうかと思います。
ちなみに「ストーリー作家のネタ帳」シリーズも、第5巻のネタはそろっていたりします。
とはいえ、今は他に優先したいことがあるので、だいぶ先になるかもしれません。
最近の私は、「理論とかシステムは、仮説段階でもいいので、どんどん出していこう」というスタイルにしつつあります。
そうやってフィードバックを加えつつ、実用的で、喜んでもらえるものを作れればいいな、と思っていたりします。
とにもかくにも、応援してくださった方には、心から感謝です!
今回はサービス終了で残念でしたが、次はよりよくしてゆけるといいですね~。
ということで今日は、「ストーリープロット生成/伏線管理システム」サービスを終了のお知らせでした。