今日は、クリエイティブな考え方のお話です。

「あざとくできなければ、硬派で行こう」というお話です。

 

あざとく行くか、硬派で行くか

「もっと売れたい」とか思うことって、ありますよね。

その場合、私の中では、「あざとく行く」か「硬派で行く」か、という2つの方向性があるように思います。

 

「あざとく行く」というのは、相手が喜ぶツボを押してあげることですね。

「あざとい」というのはちょっと悪いイメージがあるかもしれませんが、ここでは単純に「相手が喜ぶことを、少し誇張して示してあげる」ということです。

だからあざとさは悪いことではなくて、「ちょっと上乗せで喜ばせてあげる」みたいな、サービス精神みたいなものです。

このスタイルは、あまりこだわりがない人に合うかなと思います。

 

一方で、「硬派で行く」というのは、自分なりのこだわりを元に、相手に「こういうのが最高だ」というものを提供してゆくことです。

例えば、相手が味噌ラーメンを好きでも、自分が塩ラーメンにこだわっているなら、「ごめんな、うちは塩ラーメンしか出してないんだ」と言うわけです。

そして、「味噌ラーメンは、他のところに行ってくれ」と断れる、そういう無理に売り上げを追求しないタイプです。

このスタイルは、自分軸が強い人に合いやすいように思います。

 

あざとさは、お客からは喜ばれる

で、私はどっちでもいいと思うんですよ。

その「あざとさ」と「硬派さ」を、うまく調整できると、自分なりの可能性が見えるように思います。

 

こういう「あざとさ」とか「あざとい人」って嫌われがちですが、それは「同類や同業者に嫌われるだけで、お客からは好かれやすい」んですよね。

すると、「自分はお客を喜ばせる人間だ。同業者を喜ばせても、何もならない」と分かって、吹っ切れることができるかと思います。

 

例えば漫画家の弘兼憲史さんがいますが、彼は大学の学園祭で、美術サークルか何かで、似顔絵を描くサービスを出店したんですよ。

そこで、「似顔絵を描いて」と自分に依頼してきた女性には、ちょっと美人に描いて見せたわけです。

まぁ、ちょっとしたサービスですよね。

すると「これが私なの!?」と大いに喜んでくれて、「この人はきれいに描いてくれる」となって、弘兼さんの前には女性がずらーっと並んで長い行列ができたと(笑

 

「売れない同業者のねたみ」にかまう必要はない

これが「あざとさ」ですよね。

でも、これは、お客には大いに喜んでもらっているんですよ。

それを嫌ったりねたむのは、たいていが「売れない同業者」なんですよね。

なら、「そんな売れない同業者に、わざわざこちらが合わせる必要なんてない」と分かって、自分の道を進めると分かります。

 

これは収益作りでも同じで、例えば漫画や小説で「異世界のテンプレもの」がはやっている場合、大いに異世界のテンプレもので行けばいいんですよ。

だって、それで売れるのをねたむのは、売れない同業者なんですから。

そういう「売れない同業者」ほど、「このままだと創作文化が」とか、「業界の将来が」とか壮大なことを言いますが、結局のところ「売れずに悔しい」だけですからね。

 

だから、そういう雑音は放っておいて、「お客が喜ぶこととはどういうことか」を真剣に考えればいいかと思います。

すると、そこに集中してサービスしてあげると、「あざとい」と言われるようになりますから。

でもそれは、お客を喜ばせて、同業者からねたまれているだけに過ぎません。

なので、思い切りあざとさを突っ走るのでもいいかと思います。

 

硬派で行くのもいい

もしそういうのが苦手な場合、硬派で行けばいいかと思います。

こういう硬派で行くスタイルは、「大衆には受けないけど、見る目があるお客には大いに喜ばれる」と言えます。

それはまぁ当然で、確固としたクオリティが確立されるので、ちゃんと「見る目があるお客」が来るからですね。

 

こういうスタイルだと、時代に合えば大衆受けすることもあります。

実際に、その時々で、硬派なスタイルがどーんと売れていることもありますよね。

でも、そういう「硬派でメジャーで売れる人」というのはごく少数ですし、売れる期間もあまり長くないように思います。

なので、こういう人は、多くの場合でニッチに落ち着きます。

 

そして、独自で格好いいものを作るので、お客さんが「この人のようになりたい」とあこがれて、その人のスタイルをまねします。

だからある意味、「同業者に好かれる」というよりも、その人が「そのジャンルでの、先駆者になる」とも言えるでしょう。

なので、お客は見る目がある人ばかりになるし、時にプロですら自分のお客になったりするわけです。

 

プロが「この作者、好き」と同じ業種の人を挙げる場合、たいていがこういう硬派スタイルになるでしょう。

そういう風に、硬派なスタイルでも、十分に価値は作れると。

 

まとめ

なら、あざとさを追求するのでも、硬派を追求するのでも、どちらでもいいと分かります。

すると、「ストーリーは作りたいものがあるので硬派で行こう。だけどキャラの見た目は特にどうでもいいので、あざとく行こう」とか、組み合わせられるかもしれません。

そういう柔軟な戦略ができると、うまく自分の個性を引き出せて、お客の好みも考慮できて、売れやすくなるかもしれません。

 

ちなみに、「硬派は同業者からねたまれない」というわけではありません。

硬派を突っ走っても、ねたまれることはあります。

なぜねたまれるかというと、「ちゃんと売れているから」ですね。

 

裏を返すと、相手をねたむような同業者は、だいたい「売れない同業者」もしくは「落ちぶれ始めている同業者」だということです。

そんな売れなかったり、落ちぶれ始めた同業者のねたみなんて、聞くだけ時間の無駄でしょ。

そういうのは、放っておけばどんどん落ちていくので、そのままにしておけばいいかと思います。

 

すると、自分にできることが見えて、うまくお客に喜んでもらえるものを作れるかもしれません。

 

ということで今日は、「あざとくできなければ、硬派で行こう」というお話でした。

今日はここまで~。

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