今日は未来予測のお話です。
目先の問題は「エネルギー」と「エネルギーインフレ」になりそう、というお話です。
イギリスだけでなく、ドイツも問題になってきた
ちょっとした記事があったので、ご紹介。
脱原発で一部から絶賛されたドイツが「国中大停電の危機」を迎えている笑えない理由(President Online)
記事の内容は、エネルギー政策最先端の国、ドイツでも「エネルギー費用の高騰が始まった」ということです。
数日前の記事で、「イギリスがガソリン不足と食糧不足になってきた」と書きましたが、今度はドイツが問題を抱え始めたと。
中国がオーストラリアとの関係をこじらせて、オーストラリアからの石炭輸入をやめて、世界中の天然ガスを爆買いし始めました。
それによって、今は天然ガスがアホほど高騰していて、火力発電を筆頭に、エネルギー価格が跳ね上がってきたと。
最近では、ガソリン価格もだいぶ上がってきましたよね。
ヨーロッパの天然ガス価格なんて、価格が1年で6~8倍ぐらいになったとか。
目先の問題は「エネルギー」と「エネルギーインフレ」
実のところ、この問題は世界中に飛び火しそうに思います。
エネルギー爆買いの中国自体も電力不足問題を抱えていて(Reuters)、少々のことでは解決しそうにない状況で。
まぁイギリスの主要因は「人手不足」なんですが、世界中でエネルギー価格の高騰が始まっているのは事実です。
私の中では、これは少しずつ影響が世界に広がっていくように思います。
簡単に言うと、目先(今後2年ぐらい)の問題は「エネルギー」と「エネルギーインフレ(値上げ)」になりそう、ということですね。(10年ぐらいの長期問題はインフレそのもの)
特に日本はエネルギー輸入国なので、リスクが高くなりそうにも思います。
災害時の対応準備をしておこう
私たちに対応できることは、短期では「冬場の停電も考えて、準備しておくこと」、長期では「省電力のものを選ぶこと」かなと思います。
で、行きたいところには行っておくこと、楽しめるうちに楽しんでおくことかなと。
短期的には、災害時の対応をしっかりしておくことで、カバーできるように思います。
IHクッキングヒーターしかない場合、被災時用のガスコンロも準備しておくとか。
もしくは、缶詰とかレトルトみたいな、電気がなくても食べられる食品を用意しておくとか。
災害で大規模な停電があった場合でも、日本では平均3日ぐらいで復旧しているようで。
なら、それぐらいの期間を電気なしでも乗り越えられる準備をしておけば、十分かなと。
準備をするにも時間がかかる
長期的には、省電力のものを考えて、家電とかを買い換えていくのもいいかもしれません。
電気代が大きく値上がりするようであれば、古い電球を使っている場合、LED電灯にしておくとか。
後は、旅行でも何でも、行きたいところには行っておくことですね。
楽しめるうちに、楽しんでおく方がいいかと思います。
こういうのは、停電が起きてからの準備では遅いものです。
マスクの時とか、アルコール消毒液の時みたいなブームと同じで、これは「起きる前に準備しておかないと、入手や実現ができないもの」です。
それに、そういう準備や対策をするのには、時間がかかるものです。
だから、余裕があるときに対策しておくといいかと思います。
まとめ
私の中では、この「エネルギー問題」というのは、コロナウイルスと同じで少しずつ世界に影響していくように思います。
おそらく世界で最も電力問題を抱えているのがレバノンでしょうが、最近はついに「頻発する停電」から「レバノン全土の停電」になったようで。
インドも停電大国らしいので、インドが広範囲に停電を起こすようになったら、だいぶリスクが高まってきていると判断できるでしょう。
今のところ、先進国ではイギリスとドイツが一番のエネルギー問題を抱えているようですからね。
なので、その辺の問題がさらに広がってくると、「日本もそろそろかも」と準備できるかもしれません。
まぁ、まだ焦る段階ではないので、少しずつの準備でいいかと思います。
この秋の間にでも、少しずつ対応すればいいかなと。
とにもかくにも、今は「混乱が広がる時代」、「想定外のことが起きる時代」ですからね。
「少々の無駄があっても、準備しておくとよさそう」というのが、私の判断です。
ということで今日は、目先の問題は「エネルギー」と「エネルギーインフレ」になりそう、というお話でした。
今日はここまで~。