今日は、クリエイティブなお話です。

「変える場所を変えてみよう」、というお話です。

 

なかなか欲しいものが手に入らない、どうしたらいい?

私たちは、「こういうものができたらな」と願いますよね。

「嫌な仕事をやめたい」とか、「嫌な人間関係から離れたい」とか。

だから「自分のビジネスで独立したい」とか、「一人暮らしをしたい」とか思うようになるわけですが。

 

でも、なかなかうまくいかないものじゃないですか。

いい商品やアイデアが見つからなかったり、なかなか売り上げが上がらなかったり、欲しいものや環境が得られなかったり。

それで頭を抱えて、「どうしたらいいんだろう」と悩むものですよね。

 

「変える場所」を変える、という発想

そういう場合、「変える場所」を変えてみる、という発想をしてみるといいかもしれません。

すると、新たなアイデアが出てくることもあるんですよね。

 

そのためにも、いくつかクリエイティブな事例を見てみることにしましょう。

これから紹介する3つの商品例は、「ここを変えるの!?」という、発想を変えるヒントになるかと思います。

 

「糸を通しやすい針」という発想

まず最初は、見ての通り「糸を通しやすい針」です。

針の穴の部分をシリコン製にすることで、穴を広げることができて、糸を通しやすくしていると。

普通は、「針なんて変えられない」、「針はあの形で当たり前」って思いますよね。

でもこれは、そんな「変えられない」と思っていたものを変えたわけです。

 

「雑草抜きルンバ」という発想

次は、「雑草抜きルンバ」です。(具体的商品説明はこちら紹介動画はこちら

ルンバ(室内自動掃除機)の生みの親が、今度はルンバを屋外で使えるようにしたと。

それが、「雑草を抜ける(切断できる)ルンバ」という発想です。

普通は、「ルンバは屋内で使うもの」という常識じゃないですか。

でもこれも、「屋外でルンバを使う」という、常識外れのアイデアですよね。

 

「電動一輪バイク」という発想

3つ目は、「電動一輪バイク」です。

これも、普通は「バイクは二輪で当然」という発想ですよね。

でも、それをセンサーと現代技術で組み上げることで、一輪という新たな発想をしたわけです。

 

「これがあればなぁ」というものは、高額でぴったり合わない

私たちが何かを欲する場合、「これがあればなぁ」とか思うものです。

でも、そういう「欲しいもの」って、たいていが高額なものですよね。

「糸が通しにくいから、ミシンが欲しい」とか。

「雑草を抜きたいから、人手が欲しい」とか。

「移動手段が欲しいから、バイクが欲しい」みたいな。

 

でも、そういうものって、自分にとっては一長一短だったりするんですよ。

「あんまり使わないのに、ミシンは高額で、ちょっと大げさだな」とか、「雑草抜きに人を雇うほどでもないし、面積も広くない」とか、「バイクは高額で、置き場所も取るな」とか。

自分にとって、ぴったり合うものではないと。

それに、高額なので入手もしにくくて、維持費もかかったりするので、逆に面倒な点が多かったりするんですよね。

 

「変える場所」を変える、という発想

そういう場合、「変える場所」を変えてみましょうよ、という発想です。

「ミシンでなきゃ、私の夢は実現できない」、「人を雇わなければできない」、「二輪バイクでなきゃ移動できない」という「欲しいターゲット」を、ちょっと手放してみましょうよ、と。

で、もっと身近なところで工夫をして、「何か変えられないかな?」と見てみるわけです。

 

そういう時に、上記のような「ここを変えるのか!?」みたいなアイデアに触れると、ちょっと頭が柔らかくなりますよね。

何かの部分を入れ替えたり、何かの部分を省いたり、何かの部分を追加したり、そういう加工修正ができると。

すると、常識の枠が外れて、「もっと根本的な部分を柔軟に変えられる」と分かります。

 

実は私たちの世界は、結構いろいろ変えることができます。

私たちはよく、「あの製品があれば」とか、「これぐらいのお金があれば」とか思いますよね。

でも、言い換えるとそれは、「他人が作った工夫」を手に入れることなんですよね。

お金だって、お金そのものを使うのではなくて、お金で「他人が作った工夫」を買って、その工夫を使うわけです。

 

私たちはもっと、根本的な部分を変えられる

なら、私たちは「もっと根本的な部分を変えられる」と分かります。

グレードが高い便利なものを求めるだけではなくて、「身近にある安価なもの」を仕入れて、それに工夫を加えることでも、それを実現できるわけです。

身近には、針があるかもしれません。

ルンバの開発者は、身近にルンバのパーツが余っているかもしれません。

機械いじりが好きな人は、機械のパーツが余っているかもしれません。

 

そういう「身近にある安価なもの」に着目するわけですね。

すると、「そもそもこれがこうできれば、問題解決ちゃうの?」みたいな、より根源的な部分を変えることができるんですよ。

「あの商品があれば」ではなくて、「手元のこれを調整して、こういうのを追加すれば、全部解決ちゃうの?」みたいな。

だったら、わざわざ高価なものを買おうとしなくても、身近なもので作れたりするわけです。

 

まとめ

そういう風に、なかなかうまくいかない場合、「変える場所」を変えてみる、という発想をしてみるのもいいでしょう。

グレードの高いものを欲するのではなくて、「身近にある安価なもの」に工夫を加えて作り出すと。

 

「針は全て金属でできているのが当たり前」、「ルンバは室内で使うもの」、「バイクは二輪で当然」という常識があります。

その常識を取り払いましょうよ、ということです。

すると、意外なところから解決策が見つかることも多いかと思います。

「あ、実はそんなに大きなものを得なくても、これを調整すればぴったりだ」みたいな。

 

そういう発想があると、より可能性が見えるかと思います。

 

ということで、今日は「変える場所を変えてみよう」、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

この記事をシェア:
Share