今日は、クリエイティブなお話です。
ゴミを価値にできた具体例があったので、ご紹介してみましょう。
ゴミだった「コーヒーの果皮」が人気に
ちょっとした記事をご紹介。
コーヒー豆そのものよりもゴミとして捨てられていた「果皮」の方が高価になっている(Gigazine)
記事の内容は、それまでコーヒーを作る際のゴミだと扱われていた「コーヒー豆の果皮(カラカス)」が、お茶として人気になってきている、というお話です。
エルサルバドルのコーヒー農家が、ある時歩いていると、どこからか花のようないい香りがするわけです。
それで香りの元をたどると、それはコーヒーの果皮が太陽光で乾燥されて出ていたものだったと。
そこでお湯を注いでお茶にしてみると、すっごく風味がよくて、すぐに周囲に「試してみて!」と勧められるぐらいだった、ということです。
で、最近は「カラカスティー」として、すっごい価値が上がっているようで、人気のお茶だそうです。
こういう発想って、私は大好きだったりします。
すなわち、今までゴミだと扱われていたものを、価値にした例ですね。
実際に「ゴミ」にお湯を注げるか
この発見者の素晴らしいところは、「いい香りがしたから、実際にお湯を注いでお茶にしてみた」という部分にあるように感じます。
これって、ある意味で、とても勇気がいることです。
だって当時の常識では、これって「落ちているゴミ」ですからね。
落ちているゴミにお湯をかけて、お茶にして飲もうと発想できるか、ということです。
例えば私達だって、その辺に花が咲いていたとしても、「お湯を注いでフラワーティーにしてみよう」とか思わないじゃないですか。
それとか、香りのいい草にしても、どんぐりの皮とか、栗の皮が落ちていたとしても、お湯を注ごうとは思いませんよね。
もし思いついたとしても、「昔からあるものだし、誰かが試しているだろう」とか予想したりして、試してみる前にやめていると。
試すのが好きだから発見できる
きっとこの農家の人は、いろいろ試してみるのが好きだったんじゃないかな、と思います。
それで、このコーヒー果皮だけでなく、いろいろなハーブとか花を使って、お茶にして楽しんでいたんじゃないかなと。
でないと、そういう発想はできませんからね。
そしてそういう状態だと、経験から「コーヒーの皮も、お茶の素材になりうる」と分かります。
「オレンジの皮とか、りんごの皮からでも、お茶は作れる。なら、コーヒー果皮も、香りがよければいけるかも」と推測できますからね。
だからゴミとは感じずに、価値素材だと扱えて、実際にお湯を注げたんだと。
まとめ
なのでそういう風に、いろんな素材を徹底的に試してみるのも、一つの手かなと思います。
実際、そういうお茶の素材を探して新しい味を発見するとか、なんか面白そうでしょ。
で、身近にあるゴミの山からそれを発見できると、ゴミが一気に豊かさになるわけですね。
そういうアプローチも、一つの発想方法かなと思います。
ということで今日は、ゴミを価値にできた具体例のお話でした。
今日はここまで~。