今日は、クリエイティブなお話です。

「お金もスキルも経験も、費用対効果を考えよう」、というお話をしてみましょう。

 

お金をどう使えば、費用対効果が高まるのか?

私たちは、お金が欲しいものですよね。

私も、お金は果てしなく欲しいですから(笑

でも、今に始まったことではありませんが、「お金で幸せは買えないよ」とか、「ある程度のお金で幸せは買える」みたいな議論って、よくあるものです。

それは、「何にお金を使えばいいのか」が分からないから、そういう風に混乱してしまうんじゃないかと思います。

 

お金には、強い分野と弱い分野があるんですよ。

実のところ、お金では「やりたいこと」や「好きなこと」の問題を解決できませんが、たいていの「やりたくないこと」とか「嫌なこと」の問題は解決できます

すなわち、「やりたいこと」や「好きなこと」は、好奇心や工夫が解決しやすい道具になります。

一方で、「やりたくないこと」とか「嫌なこと」は、お金が解決しやすい道具になります。

そんな風に、目的に応じて「解決しやすい道具」が変わってくるんですよね。

 

ならば、「私たちが抱える問題に対して、何を使えば効果的なのか」という発想が重要になるように思います。

私たちには、お金だけでなく、時間とか経験、スキル、健康、人脈みたいに、いろんな豊かさがあります。

それをどう使えばいいのか、ということですね。

ってことで今日は、そういう「費用対効果が高い投資」について考えてみることにしましょう。

 

「半年ほど、稼いだお金を全部使ってみる」という発想

興味深い記事があったので、ご紹介。

「稼いだお金全部使う」を半年間続けて思ったことと、良かった使い道5つ(mozlog)

 

この記事では、ミュージシャンである作者さんが、「半年ほど、稼いだお金を全部使ってみよう」という実験をしてみた記事です。

で、その結果、「貯金よりも、いい使い方をするのもいいぞ」となって、実際に使ってよかったと思うお金の使い方ベスト5を紹介しているんですが。

そのベスト5というのが、「仕事道具、快適な温度、食べ物、経験、プレゼント」というもので。

記事の内容も「そういうことがあるのか」と目からウロコで面白いので、詳しくは上記記事をご覧くださいませ。

 

「費用対効果の高い使い方」を考えてみよう

こういう発想と実験って、とても費用対効果が高いように思います。

というのも、こういう「費用対効果の高いお金の使い方」を模索することは、人生全体で効果を発揮しますからね。

そして、それが人生の初期に模索できるほど、得られる効果は高くなります。

お金だけでなく、「時間の使い方」とか、「スキルの使い方」、「経験の使い方」、「人脈の使い方」などでも、同じように費用対効果を模索してみるのも面白そうです。

すると、「あ、こういう時には、お金で解決しよう」、「今回の問題は、時間で解決するのが効果的だな」みたいに、適切な手段を選ぶことができるようになります。

 

実際に、上記作者さんが言うように、毎日使う仕事道具は、良質なものにした方がいいように思います。

仕事道具だけでなく、イスとかベッドマットとか、自炊する場合は調理器具とか、毎日使う耐久財ほどいいものにしておく方がいいように思います。

それは、健康や収益に投資することにもなりますし、長期的に見れば初期投資額なんて微々たるものになりますからね。

それで、できるだけランニングコストを抑える環境にしつつ、利益を生み出すものにお金を回すと。

 

お金を使う場所、絞る場所

ちなみに私は、消耗品ほど最安のものにしてます

ティッシュとかキッチンペーパーとか、食器洗剤とか洗濯洗剤とか、アイデア用メモ用紙とか、そういうたぐいのものですね。

そういう必需品の消耗品ほど、大手プライベートブランドの最安のものが、一番費用対効果が高いように思います。

値段が1.5倍とか2倍のものを買っても、「少し手触りがいい」とか「泡立ちがいい」という感覚的な違い程度で、実質の機能はさして変わらないんですよね。

なら、絞るところはきちっと絞って、ランニングコストを抑える方がいいな、みたいな。

 

それとか、ビジネスのスタートアップ時で模索する段階でも、できるだけお金は使わない方がいいと分かります。

だって、その活動を続けるかどうかも分かりませんし、うまくいくかどうかも分からないものに、最初からお金をかけられませんからね。

そういうものは、最初ほどどんどん中古とかジャンク品で済ませて、うまくいくかどうかを試します。

そして長期的に続けられそうだと分かって、そこから本格投資すればいいと分かります。

それに、好奇心が強い人ほど「あれもやりたい、これもやりたい」となりがちなので、一つにお金をかけてしまうと、いろいろできなくなっちゃいますからね。

 

一生使えるスキルほど、早めにマスターしよう

で、スキルに対する投資戦略も、考えるといいでしょう。

すなわち、一生使えるスキルほど、早めにマスターしておく方がいいということです。

上記作者さんが言っていたことですが、「自宅でうまいものを作れるスキルは、一生使える。だから、人生の早い段階で習得して、道具をそろえておく方がいい」んだと。

それだけでなく、「自分で自分の満足を作り出せるスキル」とか、「集客できるスキル」、「好きなことを収益にできるスキル」、「不労所得にできるスキル」みたいなものほど、先に習得する方がいいように思います。

それは、費用対効果が抜群だからですね。

 

逆に、「見栄を張るスキル」とか、「相手を言い負かすスキル」みたいなものは、後回しにしていいように思います。

見栄を張れなくてもいいから、相手に言い返せなくてもいいから、先に収益を上げられる方がよさそうだと。

 

なら、スキルを得る方法も重要になるでしょう。

私の場合、「1,500円ぐらいの本を読む」のが、一番費用対効果がいいように思います。

そういうノウハウ本とか自己啓発本とかって、作者が人生をかけて編み出したような凝縮された知恵が、たった1,500円ぐらいで手に入るんですからね。

有名作品なら文庫本とか電子書籍もあるので、その半額ぐらいになることも多くて。

なら、私の中では、やはり本が一番費用対効果が高いように思います。

 

「人のためにお金や時間を使う」という発想

で、面白かったのが、上記作者さんが「プレゼントや他の人のために使うお金は、無駄だと思ったことがまずなかった」ということですね。

これ、お金だけでなく、時間を使うのでも同じですよね。

すなわち、人を喜ばせるためにお金や時間を使うことって、意外と無駄にならないんだと。

 

これは言い換えると、「受け入れてあげるため」にお金や時間を使う、と言えるかもしれません。

「喜ばせる」のも違いがあって、「受け入れてあげるため」が喜びを作って、「受け入れてもらうため」は取引になります。

で、愛情を取引しようとすると、結構裏切られることが多くて、後悔しやすくなります。

なので、「あなたを受け入れていますよ」ということに、お金や時間を使うことを考えてみるといいでしょう。

 

実は私にとって、これが一番衝撃な内容でした。

「そうか、そういうことにお金を使うのもアリなんだ」、「確かに言われてみると、後悔しないな」みたいな。

 

まとめ

そんな風に、私たちにはお金だけでなく、いろんな豊かさがあります。

知恵やスキルも一つの豊かさですし、時間や健康、人脈も、どれも豊かさなんだと。

 

すると、「どういう問題に対して、どれを使って解決するか」が重要になると分かります。

効果がある道具を使って解決すれば、楽に人生の質をよくしてゆけますからね。

うまくいかない人は、どうでもいいことに高価な新品を買ってしまって、重要なものに安物や中古品を買ってしまうと。

そういう「投資先と費用対効果」を見直してみると、ぐっと人生の質がよくなるんじゃないかな、と思います。

 

ちなみに私のTipsを列挙すると、こんな感じです。

  • 作ったものを自力で売れるスキルは、どんな時代、どんな場所でも役に立つ。
  • 安いものなら、買って試して後悔する方が、長期的には学びになってメリットが多い。
  • 撤退にはお金がかかる。それをケチって早期撤退できなかった時ほど、後悔することが多い。
  • ものを捨てるにも、時間とお金がかかる。時間やお金があるときに早めに処分するのも、投資の一形態になる。
  • 金融投資で収益を上げたいなら、余剰資金1,000万円が最低ライン。それ以下はビジネスで収益を出す方がはるかに効率的。
  • 金融投資は投資スキルを身につけられるので、失ってもいい小さい額でやってみるのもいい。
  • 「嫌な人と一緒にいないでいられる時間」は、何よりも素晴らしい資産。その確保に全力を挙げるのもいい。

こんな感じですかね。

 

ということで今日は、「お金もスキルも経験も、費用対効果を考えよう」、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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