今日は、クリエイティブなお話です。

「よさを分かりやすく教えてくれると、もっと学びたくなる」、というお話しをしてみましょう。

 

服装を調整してみた実例

興味深いツイートがあったので、ご紹介。

 

「服を体型に合わせて調整してみた」という、比較の実例ですね。

見ると、「こうして比較で教えてくれると、確かにイメージががらりと変わるな!」と驚きで。

 

特に、スカート丈の長さで、こんなにも印象が変わるとは思いませんでした。

スカートは短くすれば足の領域が長く見えるから、頭身が増えて見えて、大人っぽくスリムに見えるんですね。

女子高生がスカート丈を短く見せようとする原理が、ようやく分かったというか。

逆に、等身を減らして少女っぽく見せたい場合は、スカート丈を長くすればいいんだと。

 

よさを分かりやすく教えてくれると、もっと学びたくなる

こういう風に、よさを分かりやすく教えてくれると、なんだかもっと学びたくなるものですよね。

私はファッション系は全く分からない人なんですが、こういう風に「これぐらいイメージが違うでしょ」と言われると、私でも十分に目からウロコ体験ができます。

すると、それだけで興味を持ってしまうんですよね。

 

裏を返すと、自分の作品とかサービスに興味を持ってもらいたい場合、こういう風に手軽に目からウロコ体験をしてもらうのがいいんじゃないかと思ったりもします。

自分の作品をただ置くだけではなくて、「私の作品は、こういう良さがありますよ。実際に見比べてみましょう。こういう部分を工夫してるんですよ。全然違うでしょ」と、教えるんだと。

それは他の作品と比べなくても、過去の自分の作品と比べるのでもかまいません。

そしてその工夫に納得できると、人は「本当だ、確かにすごいや」、「もっと学びたい!」と思えるようになるわけです。

 

何を見たらいいのか分からないから、一流と比較される

なぜお客が作品のよさを理解できないのかというと、ほとんどの場合で、「何を見たらいいのか分からないから」なんですよね。

どの軸でその作品を楽しめばいいのか、分からないんだと。

だから、一流の作品を引っ張ってきて、そのよさと比較して、「こんなのつまらない」と感じてしまうようになるわけです。

 

でもそこで、「この部分を比べましょうよ」と、「自分が工夫した点を持っていない作品」と比べるわけです。

すると、その工夫した部分と比べるようになるので、多くの場合で勝てるようになります。

 

小学3年生は、こうすれば教師に勝てる

このテクニックを使うことで、相手が一流であったとしても勝つことができるようになります。

私がよく言う例では、小学校の先生と、小学3年生は、どちらが教えるのが上手いのか、ということがあります。

普通、「教えるのは先生の方が上手い」と考えますよね。

だって、先生はプロですし、何年も、何十年も教えてきている経験と実績があるんですから。

すると、小学3年生が教師に勝てるとは思えないものです。

 

でも、小学2年生に対してかけ算を教える状況を想定すると、どうでしょう。

小学3年生は「私は去年かけ算を学んだけど、かけ算を覚えるのって、しんどいよね。でも私が実際に覚えられた、いい覚え方があるよ。知りたい?」とアプローチすることができます。

すると、小学3年生は、先生に勝てるようになるわけです。

だって、「小学2年生の感覚を知っている」、「小学2年生の立場で考える」という分野においては、教師よりも小学3年生の方が圧倒的に強いんですから。

何十年もただ教えているばかりの先生よりも、実際に去年学んで覚えた人の方が、親近感を持てますからね。

 

こういうのが、弱者の戦略です。

競合がプロで、自分が弱者であったとしても、勝ちうる領域は作れるんだと。

それは、小学3年生が「私は去年、実際に覚えた」という強みを相手に示しているからですね。

 

で、そういう「こうすれば、覚えやすいよね」という自分なりの工夫(商品)を示せて、目からウロコ体験を味わってもらうわけです。

すると、「この人は、教師よりもいい教えを与えてくれる!」と、評価を得ることができます。

だから、弱者でも信頼を得て、自分の作品を買ってもらえるわけです。

 

まとめ

そんな風に、作品を売る場合でも、「自分のよさは何か」を与えておくのもいいでしょう。

すると、相手はその部分をピンポイントで見てくれます。

そして、そのよさを理解して目からウロコ体験ができれば、競合が一流であったとしても勝てるわけです。

逆を言うと、それがお客に与えられていないから、一流と比較されて「つまんない」と言われてしまうと。

 

実際にファッションでも、上記のような画像で教えてもらえて感動できると、「もっと知りたいな」と感じますからね。

他にもたくさんプロのスタイリストがいるかもしれませんが、そういうのはどうでもよくなります。

競争力をつけたい場合、こういう部分で工夫をしてみるのもいいかと思います。

 

ということで今日は、「よさを分かりやすく教えてくれると、もっと学びたくなる」、というお話しをしてみました。

今日はここまで~。

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