今日は、クリエイティブなお話です。
「余ったものに価値を見つける」、というお話をしてみましょう。
一つのクリップでも、いろんな使い方ができる
いい動画があったので、ご紹介。
これは究極の価値提供。
この動画を見てクリップ買おうって思う人は多いはず。消費者は
クリップが欲しいんじゃなくて、
クリップを持って得られる先の世界を買ってる。売り込まず欲しくさせるよい例。 pic.twitter.com/ggOt70vUba
— あまごちゃん🐕 (@amagocha) July 22, 2016
内容は、一つのクリップでいろんな使い方を紹介している動画です。
スマホスタンドにしたり、電源コードをまとめる道具にしたり、「一つのクリップでここまでできるのか!」と驚かされたんですが。
余ったものに価値を見つける
こういうのって、おそらく「クリップが余った、何かに使えないだろうか?」っていう発想で考えたんだと思うんですよ。
でないと、ここまでバリエーションを考えられませんからね。
で、実際に使い道を考えてみると、結構あったりするんですよ。
すなわち、「余ったものに価値を見つける」ことがあると。
時にそれは、ゴミや廃棄物の中から見つかることもあるんですよ。
ゴミを価値に変換した例
例えば最近はやりのグレープシードオイル(ブドウの種から取ったオイル)があります。
健康ブームで、なにやらいい効果があるようで。
これは文字通りブドウの種からオイルを採取しているんですが、「ブドウの種からオイルを取るとか、すっごい非生産的」だと思うじゃないですか。
でも、これは元々はワインを作る上での廃棄物に過ぎなかった種を、うまく再利用したものなんですよね。
実はワイン2本作るのに、ワイン1本分のブドウの廃棄物が出るそうで、その処理にいろいろ困っていたっていうんですよ。
だから、種だけでも膨大に出ちゃうと。
グレープシードオイルは、そういうゴミ(余ったもの)をうまく使って価値あるものにした例です。
他にも、ココアがあるじゃないですか。
あれの元はココアパウダーになるんですが、これは元々廃棄物でした。
ヨーロッパでチョコレートが作られ始めたとき、カカオ豆をつぶしてカカオマスができるんですが、そこからさらにカカオバターを取り出した後の、絞りかすが残っていたんですよね。
その絞りかすを、バンホーテン(ココアで有名な会社)がうまく使って、商品にしたと。
これも、ゴミや廃棄物のような「余ったもの」をうまく使った例ですよね。
まとめ
そういう風に、クリエイティブな発想になれば、身近なところには膨大な価値と可能性が見つかることもあります。
時に、それは「ゴミ」だと思っていたものの中から出てくることもあるんですよ。
すると、周囲に余って困っていたものが、実は宝の山だった……みたいなことになることもあるわけです。
もしくは、「足りない」ということが、宝の山になることもあるかもしれません。
これも、クリエイティビティーで価値を作り出す、一つの考え方ですよね。
そこからチャンスを見つけ出すことも、できるかもしれません。
ということで、今日は「余ったものに価値を見つける」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。