今日は、ちょっとしたクリエイティブなお話です。

チャンスをたぐり寄せていく、というお話をしてみましょう。

 

バッキンガム宮殿での仕事募集記事

面白いニュースを見つけたので、ご紹介。

英王室に就職しませんか? バッキンガム宮殿が皿洗いを公募(Online ジャーニー)

 

内容はというと、イギリス王室が皿洗い(兼配膳役、兼料理の下ごしらえ役)を募集しているっていうんですよ。

驚きなのは、勤務地がバッキンガム宮殿

住居付きなので、バッキンガム宮殿(もしくはその周辺)に住める

それどころか、ウィンザー城とかサンドリンガム宮殿、バルモラル城、ホリルード宮殿などで、年3ヵ月ほどの出張アリ

 

これ、好きな人にとっては最高の仕事じゃないかと思います。

年収はそれほど高くはありませんが、好きな人にとっては年収なんか全く関係ありませんよね。

しんどい仕事をしてお金を得て、それで年に数回旅行に行くのとは訳が違うんですから。

まあ日本人ができるかどうかとか、競争率がどうとかを抜きにしても、「こんな仕事があるんだ!」と驚きですよね。

 

「夢の周辺にある仕事」は結構ある

よくよく考えたら、そういう仕事があって当然ですよね。

宮殿とか、相当な人数が維持に当たっているわけで。

で、皿洗いだけでなく、清掃とか芝刈りとか、いろいろと「周辺の仕事」はあるように思います。

 

例えば私は米軍基地のすぐ隣に住んでいますが、結構な人数で維持しているんですよ。

基地沿いの排水溝でもよく女性の職員さんが不審物チェックをやってますし、基地との境界でも1日に何度もチェックの車が走ってますし、この季節は草が伸びるので、(不審者を発見しやすいように)フェンス際の草刈りをしていたりだとか。

そういうのを見ると、一つの施設、一つの仕事では結構多くの人が担当していたりするんですよね。

 

で、そんな維持が必要な場所は、バッキンガム宮殿だけでもありませんしね。

宮殿や城なんて、山のようにあるわけで。

独立したり大金持ちになったりしなくても、そういう「自分にとって幸せを味わえる職場」にいることができれば、それだけで一気に幸せになれると分かります。

 

少しずつチャンスをたぐり寄せる、というアプローチ

そして、そういう場所にいたら、新たなチャンスが見えたりするんですよ。

「こういう仕事で欠員が出た」と悩んでいるスタッフがいるかもしれません。

それが自分にとって興味あることなら、それを無償ででも手伝ってあげることもできます。

で、そこでちゃんとしたパフォーマンスを発揮できれば、「この人は使える」と思われて、「今度は給料を出すから、やってくれないか?」みたいに声がかかるようになるんですよ。

 

実際にうちのスタッフさんがプロのシナリオライターになったのも、だいたいそういう「欠員補充からの出世」なんですよね。

うちみたいな弱小チームでシナリオを担当しても、最初から「大規模会社のメインライター」みたいな輝くポジションにはなれないんですよ。

まあ、これは当然ですよね。

あるのはやっぱり、中規模会社の欠員補充程度のチャンスなわけで。

 

でも、うちで学んだ人は、ちゃんとプロットとかストーリーの設計図を作れる人ばかりです。

実はうちのストーリー技術やその考え方は、ほとんどの会社でやっていないほど、昔からそういう高い技術や考え方を教えていたんですよ。

そこでシナリオライターさんは欠員補充として採用されて、うちでやっていたのと同じ感覚で、しっかりとストーリーの設計図を作ってシナリオチーフに提出します。

すると、チーフは「今回の助っ人は、すごい」と認識します。

そしていつしか助っ人なのに、チーフからは「こいつに任せれば、シナリオは大丈夫だ」と頼られていきます。

 

で、その作品をなんとかまとめて、ほっとします。

すると、チーフから「次のタイトルは、次は君がメインライターでやってくれないか?」と相談されます。

欠員補充でも、そこでパフォーマンスを発揮できたら、ちゃんと機会は得られるんですよね。

そこで新タイトルでもしっかりと成果を出して、飛躍した……という流れです。

 

まとめ

そういう風に、遠くからあこがれるよりも、その場所に近寄ってみるのもいいかもしれません。

すると、「こういう仕事もあるんだ!」みたいな発見があって、近寄れたりするんですよね。

で、そこからチャンスをたぐり寄せていくと。

 

私も最近はプロット関連でいろいろやってるんですが、やっていると予想もしなかったところから、予想もしなかった展開があったり。

いや~、いろんなことをやっていると、思いがけない出会いや思いがけない展開って、よくあるものなんですよね。

いろいろ陰で進行中なので、お楽しみに。

 

ということで、今日はチャンスをたぐり寄せていく、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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