今日は未来予測と対応のお話です。

「インフレ(お金の価値が減る)対策を進めてます」というお話です。

まぁいつも言っていますが、私の未来予想は相当外していますので、あんまり信じないでください(笑

 

お金の価値がなくなるとしたら、何に変えておくか

最近私がよく言っていますが、「これから2~5年以内の期間単位で、お金の価値が急激になくなりそう」ということですね。

コロナウイルスの影響で、今は日本だけでなく、世界中の中央銀行がお金を作りまくっていて、ばらまいていると。

今はまだ「お金を持っておかなきゃ、何かあったときに大変」と、多くの人がお金を持ち続けている段階です。

でも、もう少しして経済が復活してくると、蓄えられていたお金がどーっと世の中に出ることで、お金の価値が急激に減る(=ものの値段が上がる)という動きが加速していくと。

そういう予想ですね。

 

じゃあ、お金の価値がなくなるとしたら、何に変えておくか、ということです。

優先順位を考えると、私は次のような順番がいいかなと思って、実行しています。

  1. 人生でやりたいことをやっておくために使っておく
  2. 自分のスキル、経験、ビジネス、ビジネスに使う道具類に投資しておく
  3. 短~中期的な生活必需品や耐久財、避難用具を買ったり、買い換えをしておく
  4. それでも余ったら、オンライン証券会社で、お金以外の金融資産にしておく

 

「減らさない」重視なら、銀(シルバー)か金(ゴールド)かなと

まぁ1~3は、今までも語ってきたことなので、今回は省略します。

今日は、4の「オンライン証券会社でお金以外の資産にしておくなら、何にしておくか」というお話です。

長期的なお金が余ったら、株式とか債権、投資信託みたいな金融商品とか、不動産とかその他のものにしておきたいわけで。

なら、どういうものにしておくか、ということです。

 

結論から言うと、私の場合、「増やす」よりも「減らさない」を重視しているので、銀(シルバー)か金(ゴールド)かなと思って、対応しています。

これを、現物受け取り可能なETF(わざわざ現物を買わなくてもいい紙の形式)で保存しておいて、2~3年先(2023~2024年ぐらい)に売却、程度の期間単位で保持することを考えてます。

そして、私の場合は銀(シルバー)を選んでいます。(理由は後述)

 

繰り返しますが、私の未来予想はよく外れるので、信じないでくださいね(笑

私は投資の専門家でもありませんし、投資助言業の資格を持っているわけでもない上に、学んでいる最中なので、まったく信頼性のないお話です。

それに、こういう投資は自己責任なので、これで損をしても私は何もできませんから。

なので、そういう「これは信頼できない情報である」ということを前提にお願いします。

その上で、「私も少しずつインフレ(お金の価値が減ること)への対応を始めてますよ」というお話です。

 

「どの形で豊かさを保存しておくか」という問題

おそらく、これから5年後ぐらいにかけて、世の中では多くの人が、こういう「どの形で豊かさを保存しておくか」を考えざるを得なくなるように感じます。

お金の価値が不安定になると、それを別の形にしておかなきゃいけないわけで。

今まではお金の価値が安定していたので、「お金さえあればいいや」と感じて、お金だけがもてはやされていました。

でもこれからは、それ以外の形を考えて、今から学んでおく方がいいように思います。

 

で、そういう「お金を、お金以外のものにする」という一大交換市場(スーパーみたいなもの)が、金融市場です。

株式とか、投資信託とか、為替(FX)とか、先物とか、債券とか、いろいろ聞いたことがあるんじゃないかと思います。

私たちは、オンラインの証券会社を通して、いろんなものを買ったり売ったりできます。

 

そこでは、「お金を、お金以外のものにしやすくする」ということで、いろんなものが売っています。

そして、そういうところでいろいろ交換して、外国のお金にしたり、必要なもの(実物の小麦とか原油)を買ったり、場合によってはトレード(交換)で稼いだりしているわけですね。

 

「何を買ったらいいのか分からない」という問題

で、一番の問題が、「何を買ったらいいのか分からない」じゃないかと思います。

実際にオンライン証券会社の口座を開いて、次に問題になるのが「何をすればいいの?」じゃないかなと思ったりします。

 

とにかく、買えるものが膨大にありすぎるんですよ(笑

実際、日本の株式だけでも3800企業ぐらいあって、知らない会社ばかりなわけです。

それに加えて、外国株式があったり、それらを組み合わせた無数の投資信託とか、外国為替とか、先物とか、日常では触れないような意味不明なものばかりがあって。

 

言うなれば、料理をまったく知らないのに、スーパーに入ったようなものですよね。

バジルとかオレガノとか、昆布とかを見せられて、「これが300円です」とか言われても、さっぱり分からないでしょ(笑

それが高いのか安いのかも分からないし、それを何に使うのかすら分からなくて。

 

だから、多くの人が「ああ、私にはさっぱり分からない。難しすぎる。できない」となっているように感じます。

PCを使ったことがない人が、初めてPCとか見知らぬソフトを使う時の、あの「できることが多すぎて、難しすぎる」という感覚と同じです。

 

ごく少数の領域だけ分かっていればいい

で、実のところを言うと、「全部は分からなくていい。ごく少数の領域だけ分かっていればいい」なんですよね。

料理で言うと、「私は日本料理の材料だけ知っている」とか、「インスタント食品コーナーだけはよく見る」、「弁当コーナーだけはよく見る」、「菜食メインなので、野菜や穀物ばかり見る」というのと同じです。

世界一の投資家であるウォーレン・バフェットですら、「アメリカの株式だけ」で、為替とか先物、ビットコインとかには手を出していないぐらいですから。(まぁ最近は日本株にも手を出し始めたようですが)

人によっては、「為替だけ」とか、「日本株だけ」とか、「株式指数だけ」とかいうこともあるでしょう。

 

なら、「自分が興味ある領域だけを見ればいい」と分かって、「他のものは分からなくていい」と手放せます。

 

私は「お金を減らさない」という方向性

で、お金を稼ぎたい場合はどんどん自分なりにジャンルを決めて見ればいいでしょう。

でも、私の場合は、「お金を減らさない」という防衛的な方向性で動いています。

そういう「お金を減らさない」という発想の場合、私は現時点(2021年の4月21日)では、2~3年後に売却する程度のスパンでの金(ゴールド)か銀(シルバー)が妥当かな、という判断です。(この判断が正しいかは分かりませんが)

それを、5年以上使わないお金があれば、多少は現物受け取り可能なETFで金(ゴールド)もしくは銀(シルバー)にしておくのもいいかな、という考え方です。

5年以内に使うお金は、今回の中には含みません。

 

ETFというのは、まぁ株式と同じような形で、ネットの証券会社で買えます。

いわゆる、一番買いやすい、安全なものです。

例えば限月(げんげつ)のある商品先物を買ったら「差額決済をしなければ、その商品が自宅に届けられる」みたいなことがありますが、ETFは株式と同じように、実物を持たずに書面だけで持てるというものです。

本当はゴールドでもシルバーでも実物を持つ方が確実なんでしょうが、維持や管理は大変なので、「現物受け取り可能なETF」を選んでいます。

 

私は個別株は分からないので、ゴールドとシルバーで防衛

私は個別株はさっぱり分からないので、「ゴールドとシルバーで豊かさを守ろう」、という安直な判断です。

そして、本格的に防衛したい場合はゴールドを、少し欲を持って増やしたい場合はシルバーを選べばいいかな、という判断です。

 

というのも、シルバーは2011年の高値に比べてもまだ安いので、ゴールドよりもだいぶ安くて上がりやすいと。

すなわち、シルバーは「まだ買われていないもの(=多くの人から見捨てられている、より底値に近いもの)」だという判断です。

 

そして、シルバーの市場って、とてもとても小さい市場なんですよ。

ゴールド市場も小さいですが、シルバー市場はそれよりもはるかに小さい、ごく限られた人しか参入していない規模の市場です。

だから、「少しでも需要が増えれば、急激に上がりやすい」と言えます。

そしてシルバーは、産業用にも需要があるし、これからはソーラーパネルとか蓄電池で重要になるので、少なくともこれから5年ぐらいは大きく値崩れすることはないかなと。

もちろん金融危機が起きれば30%とか40%ぐらい落ちることはあっても、「ゼロにはならないだろう」という判断です。

 

ある意味、「お金(特に日本円)の価値は、5年後ぐらいには、下手するとそれ以上落ちるかもしれないな」という私の判断です。

そういう意味で、私は金(ゴールド)よりも銀(シルバー)かな、と考えています。

 

いろいろ細かいことを言うと

もう少し細かく言うと、ゴールド/シルバー率というのがあって、40~55より上だとシルバーをメインに、それより下だとゴールドをメインにするとよさそう、という判断です。

ゴールドもシルバーも、お金の価値がなくなる時期(いわゆるインフレの時期)の、中期頃に上がる傾向があります。

今はまだインフレ初期なので、今から少しずつ準備をすれば、まだ間に合うかなと。

 

で、ゴールドもシルバーも、「毎年夏頃に上がる」という傾向があるようで。

なので、6~7月ぐらいまでは落ちるかもしれませんが、「少しぐらい下落してもいいや」と下落を受け入れた上で、時間をずらしてちまちまと買う、という戦略もありかと思います。

私の中では、シルバー価格(→シルバー/ドル価格)は「1オンス30ドル以下なら十分買い」ぐらいの判断でしています。

 

私自身は、マイク・マロニーという人のYouTube動画で学びました。

Hidden Secrets Of Moneyという動画シリーズ(英語のみ)が面白かったので、いろいろ見ていると、知らずにゴールドとシルバーに詳しくなってしまったという。(第9話と10話がおすすめ)

 

ちなみに私は、ビットコインを含めた暗号資産(仮想通貨)は守備範囲外なので、完全スルーです。

ただ、暗号資産は、国が資本の海外流出を防ぎたい場合に、規制されることで暴落する可能性があるように感じます。

まぁそれは「インフレ後期の序盤」に起こりそうなことで、今はまだ「インフレの初期段階」なので、しばらくは大丈夫かもしれません。

でもまぁ、私は「いつ下落するのかと不安になりながら持ち続ける成長するもの」よりも、「どん底や安い時期に買って、『これ以上は落ちない』と安心して持ち続ける」方を選ぶので、暗号資産は見送っています。

 

まとめ

そんな感じで、いろいろインフレ対策を進めています。

2~3年後にどうするかは、私もまだはっきりとは言えないので、まだ検討中です。

もちろん私も学んでいる最中なので、未来には「やっぱりこれはダメだ」と路線変更する可能性もあります。

 

まぁ何度も繰り返しますが、私の予測はよく外すので、「何を買うか」はどうでもいいものだと思っておいてください。

実際に、「何を買うか」よりも、「いつ買うか」が重要ですからね。

 

でもまぁ私の予測がどうであれ、これからの時代は少しずつ「お金をお金以外のものにしておく」という発想は重要になってくるかと思います。

なので、ネットでできるオンライン証券会社は、1つでも口座を持っておくといいかなと思います。

もちろん、そういう投資は「余ったお金」でするものなので、まずは余らせることが重要なんですが(笑

 

ということで今日は、「インフレ(お金の価値が減る)対策を進めてます」というお話でした。

今日はここまで~。

 

余談

あと、シルバーETFでは、「iShares Silver Trust (SLV)」は避けた方がいいでしょう。

これは発行数に応じて現物が確保されていないものなので、大勢の人が現物転換を希望すると、「現物がなくなっちゃいました。後は紙切れです」になりうるもののようで。(現物1に対して、所有者が300ぐらいいるとかなんとか)

アメリカではそれで「現物にしろ」と言われているんですが、日本では現物国内保管型のETFもあるし、それは1対1で対応されているようなので、ETFで大丈夫かなという判断です。

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