今日は、どちらかというとビジネス心理のお話です。

「私なりの不労所得作りって、こんな感じ」というお話をしてみましょう。

 

とある動画主の生き方がよかった

少し前に、私好みな生き方をしている動画を見つけたので、ご紹介。

 

なぜわざわざ物件を買って、賃貸物件にしようとしたのか

これはとあるアメリカの人の動画なんですが、賃貸物件を得るために、中古で戸建てを買って、ほぼ全てを自力でリフォームする過程の動画です。

上記動画は、そのトータルを10分間でまとめたものです。(0:35~からが本番)

家の内部が少しずつ解体されて、そして新しく生まれ変わっていく姿に、なんかはまってしまったという(笑

そして、「家ってこんな風にできているんだ」と、構造が分かったりして、面白かったり。

 

で、この人がなぜこんな風に、わざわざ物件を買って、リフォームをするようになったのかという事情が面白かったので、お話してみましょう。

この動画とかで、0:00~7:00ぐらいまで、18:00~22:00ぐらいまでで本人が語ってます。英語のみなので、英語が分かる人のみどうぞ)

 

不労所得が欲しかった

この動画主さんは、元々、独立して家具とか作って収益を得ていたんですよ。

家具作りとか、リフォームが大好きで。

 

でも、不労所得が欲しかったわけです。

この人は自営業としてやっているので、会社の年金もないし、公的な年金プランも契約していないし、未来の保障も全くなくて。

それに、家具作りは面白くても、一度作って売ったらそれで終わりじゃないですか。

そうではなくて、「一度何かを作ったら、継続的に収入になるものが欲しい」と思ったわけです。

すなわち、「経済的な自由が欲しい」ということです。

 

この人は、家具作りとかリフォームが好き、という独特な個性を持ってます。

なので、賃貸目的で物件を手に入れて、リフォームをして賃貸として出すことで、不労所得を得ようと思ったわけです。

それでいろいろ物件を探して、120万円ぐらい出して「家の状態は悪いけど、それ以外の要素はいい物件」を買ったと。

すると、この人が安くうまくリフォームできれば、うまく価値を最大化して、いい収益を作れそうですよね。

この人の場合、「さらに120万円ぐらいかけてリフォームをして、月6万円ぐらいで貸し出せばいい」と計画して動き始めたと。

 

不労所得作りは、ハードワークを伴う

で、この人の感覚が、私の中にある不労所得作りととても同じだったので、その感覚を紹介してみましょう。

一言で言うと、「不労所得作りって、ハードワークが必要。だけど自分にとっては楽しい作業だから、乗り越えられる」という世界です。

 

「不労所得」と聴くと、一般的には、なんか「時間をかけずに、手間をかけずに、頭を使って書面で何かを契約するなり所有すると、不労所得ができる」みたいなイメージがあるように感じます。

それはあたかも、「ほとんど何も作業をしなくても、不労所得は作れる」みたいなイメージで。

 

大好きだから、ハードワークが苦にならない

そういう世界もあるんでしょうけど、私の実感は違うんですよね。

むしろ、不労所得作りって、かなりのハードワークなんですよ。

でも、それが大好きだから、ハードワークが苦にならないと。

その上で、手間がかからない形で管理することで、長期的な収入を得る、というイメージです。

 

実際、例えば不動産でうまくいく人って、不動産を何百件も見て楽しめる人だと思うんですよ。

それとか、投資家のウォーレン・バフェットなんて、「決算書や報告書を見て、そこから状況を読み解くのが毎日の趣味」という状態で。

そういう「好きでできるしんどいハードワーク」を除外して、不労所得が作れるのかというと、確かにそういう世界もあるんでしょうが、私からすると別世界だなと。

 

「明日が来るのが待ち遠しくてたまらない」

実はそういうハードワークって、すっごいはまってできることなんですよね。

確かに、苦しいのは苦しいんですよ。

全身全霊で集中して作るので、夜にはへとへとに疲れてベッドに倒れ込むような毎日です。

 

でも、明日が来るのが待ち遠しくてたまらないわけです。

「あの部分はこう作ろう、あれはこうしよう」と、作っていくのが楽しくてしょうがないんですから。

 

この動画主さんの言葉言うなれば、マラソンみたいなものですね。

マラソンはしんどいんですが、そのしんどい中で走り続けて、家が、自分のビジョンが、自分の未来が仕上がっていくのが楽しくて嬉しくてしょうがないと。

 

「お金の使い方」に対する価値観が変わる

で、そういう「好きでできるしんどいハードワーク」をしていると、やっぱり周囲と自分との違いが目につくんですよ。

それが、自分のお金に対する価値観と、周囲のお金に対する価値観が違ってくることです。

 

例えばこの動画主さんは、物件の購入費とかリフォーム費用を確保するために、好きなポテトチップスも我慢して、ジュースを買うのも我慢して、お金を捻出するわけです。

ある意味、ポテトチップスやジュースよりも、圧倒的に自由が欲しかったと。

「自由が得られるならば、目先のポテトチップスやジュースなんて、どうでもいい」という状態ですね。

だから節約できるし、不労所得作りにお金をどんどん投下できるわけです。

 

欲しいものがある人からすると、欲しいもののない人のお金の使い方に違和感を持つ

実際、私達でも「これが欲しい!」と切に願うものがあると、少々のものは我慢できますよね。

例えば音楽好きな人が高校時代にギターが欲しかった場合、お菓子とかジュースを我慢して、小遣いを貯めて、ギターを買うことに挑戦するわけです。

それは、それだけ「ギターが欲しい」という情熱があるからですよね。

 

そういう状態の人から見ると、同じ高校生が、何も考えずにパンとかジュースを買って(大切なお金を使って)食べているのを見ると、やっぱりうらやましいんですよ。

だって、自分はそれを我慢せざるを得ない状態にあるんですから。

でも、彼らは我慢せずに、食べたいものを食べていると。

 

すると、「それだけのお金があれば、自分の目指すことにこれだけ使えるのに。なんで彼らはそんなに無意味に浪費できるんだ」という感覚を持つようになります

そういう価値観のズレが気になってくるんですよね。

 

人生で目標を持つようになった人の感覚

これが、「人生で目標を持つようになった人の感覚」かと思います。

なのでこの動画主さんにとっても、同じように感じるわけです。

「自分から見ると、みんな経済的に独立していないのに、自由になれていないのに、車とかスマホにお金をかけすぎているように見える」

「別にそれはそれでいいけど、自分にとっては、そういう細々とした便利さよりも、自由が欲しい」みたいな。

 

だから、周囲がすごく変なことをしているように見えると。

でも実際は、周囲が変になったのではなくて、自分が目標を持つようになった、ということなんですよね。

言うなればそれは、人生で目標を持った人が得る、天からの祝福のように感じます。

 

正しいかどうかなんて、重要ではない

そして、そうやって動き始めると、外野からの雑音も出てくるんですよね。

特にYouTubeみたいに動画を公開していると、「そうするのは間違っている、こうするのが正しい」みたいに、いろいろ言われるようで。

 

でも、「正しいかどうか」なんて、さして重要ではないんですよ。

だって、多くの問題や間違いを乗り越えながら、知識を得て、作り上げていくものなんですから。

言うなれば、「自分独自の道で、山ほどある問題を、試行錯誤しつつ進んでいく。そんな道を歩いているのに、『正しく歩け』とか言われても、そんなん無理やろ」って感じるようなものです。

実際に歩いている人からすると、「正しく歩け」なんて言われても、無意味ですよね。

「正しく歩け」なんて言うのは、大抵が歩いていない人、もしくは決まったレールの上を歩いている人なんですから。

 

自分の個性に合わせて、未来を作ってゆけばいい

この動画主さんや私は個性が強いタイプですが、このブログを見ている人も、同じように個性が強いタイプの人かなと思います。

そしてその個性の部分は、人によって違うんですよね。

それに、私達の生きている環境も、今までたどってきた経緯も、人それぞれに違うもので。

なので、その個性部分を、自分に合わせて作って対応していく必要があると。

 

だから、最初から正しさなんて分からないし、失敗も山ほどあるわけです。

例えばこの動画主さんの場合、壁作りでは「ドライウォールという素材だと、コストを安くできるから、これを使おう」と決断したわけです。

でも実際に取り付けてみると、もうアホほど手間がかかって。

それで頭を抱えて、多くの時間を無駄にして、だけどそれも学びなんですよね。

 

一方で、それ以上に「これはうまくいったな」という部分もあって。

そして、少しずつうまくいく方法が、実体験で分かってくるわけです。

 

「とりあえずやってみようよ」というスタイル

なので、私もこの動画主さんも、「とりあえずやってみようよ」というスタイルが好きなんですよね。

誰も歩いたことがない道の場合、正しいかどうかなんて、分からなくていいと。

 

で、こういう動画を作っていたら、「どうやって物件を見つけたんですか?」とかいう質問が多く来て。

それで、動画主さんはその内容を電子書籍にして売り出して、これも不労所得にできると分かって。

そうやって、いろんなスタイルや、予想外の収益源ができてくるわけです。

 

汚れまみれになって作っていい

こういう人を見ると、「アメリカンドリームだな!」と感じたりもします。

この動画の18:00~の部分とか、家を仕上げるために、不労所得を得ようとするために、汚れまみれになっているわけです。

そして、そんな状態でも「自分にできることをする」と豊かになる夢を語っていて。

なんというか、「お金持ちになろうと挑戦している人」のイメージからは、とても遠いですよね。

でも、そういう姿はとても輝いているし、格好いいと。

 

で、この動画主さんの場合、最終的には1年半ほどかけてリフォームをして、合計は300万円ぐらいになって、賃貸として貸し出せるようになりました。

そして人も入って、家賃6万円なので、1ヶ月に4~5万円ぐらいが不労所得として入ってくるようになりました。

もちろん初期投資額があるので、順調に人が入れば、計算では7~8年ぐらいで元を取れる、ぐらいです。

 

1ヶ月に4~5万円が自動で入ってくるだけで、人生はだいぶ変わる

とはいえ、1ヶ月に4~5万円が自動で入ってくるだけで、だいぶ人生は変わりますよね

つまりこの動画主さんは、1年半をかけて、1ヶ月に4~5万円が自動で入ってくるシステムを作ったわけで。

なら、もしもう一度それをできれば、1ヶ月に8万円ぐらいは入ってくると。

それって、すっごい人生が楽になりますよね。

 

すなわち、3~4年ぐらいの期間を楽しく熱中できれば、最低限の自由が得られるわけです。

さらに3軒目もうまくできれば、少しは余裕が出るほどの自由が得られると。

もちろんリスクはありますが、例えば「5~6年で、余裕が出るほどの自由が得られる可能性がある」と分かると、すごく希望が持てますよね。

だから、エネルギーを出せるし、少々のポテトチップスとかジュースを我慢して、打ち込めるんじゃないかと思います。

 

まとめ

なので、私にとっての不労所得作りって、こういうイメージなんですよね。

ハードワークで、しんどいけど、自分の個性に合うように作るから、楽しくできると。

そして少し、また少しと積み上げていって、自由を得てゆくわけです。

 

多くの人が、「電子書籍を出したけど、月に500円しか売り上げがない」とか、「アフィリエイトを始めたけど、月に500円しか得られない」と嘆いているんですよ。

私からすると、「楽しいことをして、なおかつお金が入ってくるようになった瞬間なのに!」って感じるんですよね。

「今までは、趣味でお金や時間を費やすばかりだったのが、趣味でお金を得るというプラスに転じた瞬間じゃない! 思いっきり祝おうよ!」みたいな感覚で。

それは、そこから積み上げるものなんだと。

 

それに、勤労所得の月500円と、長期的な不労所得の月500円は、全く価値が違うんですよね。

そこには、時間の概念が入るからかもしれません。

「ノータッチで長期的に、継続的に入ってくるお金」は、時間を加味して見ると、インパクトがぜんぜん違うと分かるでしょう。

裏を返すと、ぱっと見では価値が分からないのが、不労所得になるのかもしれません。

 

こういうことを目指している人を知ると、勇気づけられますよね。

なので、「こういう生き方もあるんだ」と実例が分かると、より励まされて、自分なりの生き方ができるようにも思ったりもします。

 

ということで、今日は「私なりの不労所得作りって、こんな感じ」というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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