今日は、クリエイティブなお話です。

「一つを使いこなすことでも、魅力を高められる」、というお話をしてみましょう。

 

ホットサンドメーカーを使いこなした動画

面白い動画を作っている人がいたので、ご紹介。

リロ氏(Twitter)

 

 

 

 

「一つのものを使いこなす」というアプローチ

知っている人もいるかとは思いますが、「ホットサンドメーカー(いわゆるトーストとかを焼く道具)を使いこなして、いろいろ料理を作ろう」という人です。

私の場合、ホットサンドメーカーって「トーストを焼くものか」ぐらいしか思っていなかったんですよ。

でもこの人の場合、肉でも魚でも甘味でも、何でも使って美味しそうに仕上げていて。

で、アルコールと一緒に味わって、「うまい!」みたいな短い動画にしていると。

 

こういう「一つのものを使いこなす」ってのも、一つのアプローチですよね。

この作者さんは、キャンプが好きで、狩猟もやっていて、アウトドア器具も大好きなんだと思います。

おそらくその過程で、「ホットサンドメーカーって、いろんなものに使えるやん」と分かったんじゃないかなと。

 

「簡単にする」という発想

で、面白いのが、この人の料理は全部「簡単に作れるもの」なんですよね。

万能調味料を一つだけふりかけて焼いたり、既製品にチーズを挟んだだけで焼いたり、お好みソースをかけただけだったり。

本人は、「これをレシピと言っていいのかためらうぐらい」みたいなことを言っていて。

この人はレシピ本を出していますが、そのキャッチフレーズが「絶望的に頭が悪い料理」ですからね(笑

 

でも、そういう「簡単にする」「余計なものを徹底的に省く」っていうのも、一つの魅力だと分かります。

私達はつい、「魅力を作るには、複雑で高度なことができないといけない」とか、「他の人よりも、もっと頑張って、高い能力を身につけなきゃいけない」、「いろんなことができなきゃいけない」とか思いがちです。

だけどそれは競争的で、しんどいですよね。

 

スポットの当たらないものに向き合う

そういう場合、「頭が悪い」とか、「なんでそんなマイナーなものを」みたいなものにも、可能性があると分かります。

それは競争ではなく、「誰からもスポットを当てられていない、そういう一つのものの魅力を高める」、というイメージです。

 

人で例えると、私達はメイクアップアーティストだったり、ファッションデザイナーだったとしましょう。

で、多くの人が、「いいモデルが欲しい、美しいモデルと組むことができれば、自分の服やメイクがもっと映えるし売れる」という発想をしています。

 

そんな中で、誰からもスポットを当てられない、地味で誰からも見捨てられたような子に焦点を当てて、「この子を美しくするには、どうしたらいいだろう」と向き合っていくようなものです。

そんなのって、常識で考えると頭が悪いことですし、アホがするようなことです。

でも、その子は美しくなりたい、私達もそれを実現したい。

そして私達も、その子に個性があると分かって、その個性が好きで、魅力を感じている。

なら、そういう「見捨てられたものを輝かせる」というアプローチもあると分かります。

 

そしてオンリーワンナンバーワンになる

そういうのも、一つの喜びですよね。

そしてそれを実現できたとき、オンリーワンであり、ナンバーワンになっていると。

 

実際にこの人がホットサンドメーカーを使って動画を公開するようになって、ホットサンドメーカーの出荷数が10倍にも跳ね上がったとか。

そりゃもう、ホットサンドメーカーの会社にとっても、「こういう人と一緒にやりたい!」って思いますよね。

だから、協力の話も来るし、いろんなタイアップで広げてゆけると。

 

動画以外でも、収益を作れる

それに、こういう場合、動画そのものでなくても収益を上げることができるんですよ。

この人の場合、YouTubeではなく、主にTwitterで動画を短い公開しています。

今はYouTubeでも公開していますが、Twitterが主なので、動画の収益はあまり得られないと。

 

その場合でも、動画と合わせてスパイスや道具へのAmazonリンクを張ることで、アフィリエイトとして収益を上げることができます。

YouTubeではある程度の視聴者数がないと収益になりませんが、そういうアフィリエイトだと、すぐに収益にできますからね。

すると、早い段階から、小さくても収益を作れると分かります。

 

で、この人はそういう料理とか、お酒が好きなので、楽しんで作って食べて飲んで、収益を得る。

こういうのも、一つの「好きでできることをやって、収益を得る」形かなと思います。

 

まとめ

なので、そういうマイナーなものにスポットを当てることでも、収益にしうるんですよね。

無理に複雑に高度にしなくても、見捨てられたようなものを魅力的に輝かせるだけでも、価値が作れると。

 

競争がしんどい場合、そういう発想もいいんじゃないかな、と思ったりもします。

 

ということで今日は、「一つを使いこなすことでも、魅力を高められる」、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

この記事をシェア:
Share