今日は、クリエイティブなお話です。
「一つを使いこなすことでも、魅力を高められる」、というお話をしてみましょう。
ホットサンドメーカーを使いこなした動画
面白い動画を作っている人がいたので、ご紹介。
野菜の日なのでネギ2本に豚スライスを巻いてハイボールをキメるだけの動画 pic.twitter.com/N1wui5BXAg
— リロ氏 (@ly_rone) August 31, 2020
おっきい肉をおっきいHSMで焼いてサッポロをキメるだけの動画 pic.twitter.com/0AMURZu6PN
— リロ氏 (@ly_rone) September 12, 2020
世界滅亡前夜に甘味と酒が好きな人が迷わない為のカロリーモンスターをキメるだけの動画 pic.twitter.com/PT84Eq2pIn
— リロ氏 (@ly_rone) July 22, 2020
「一つのものを使いこなす」というアプローチ
知っている人もいるかとは思いますが、「ホットサンドメーカー(いわゆるトーストとかを焼く道具)を使いこなして、いろいろ料理を作ろう」という人です。
私の場合、ホットサンドメーカーって「トーストを焼くものか」ぐらいしか思っていなかったんですよ。
でもこの人の場合、肉でも魚でも甘味でも、何でも使って美味しそうに仕上げていて。
で、アルコールと一緒に味わって、「うまい!」みたいな短い動画にしていると。
こういう「一つのものを使いこなす」ってのも、一つのアプローチですよね。
この作者さんは、キャンプが好きで、狩猟もやっていて、アウトドア器具も大好きなんだと思います。
おそらくその過程で、「ホットサンドメーカーって、いろんなものに使えるやん」と分かったんじゃないかなと。
「簡単にする」という発想
で、面白いのが、この人の料理は全部「簡単に作れるもの」なんですよね。
万能調味料を一つだけふりかけて焼いたり、既製品にチーズを挟んだだけで焼いたり、お好みソースをかけただけだったり。
本人は、「これをレシピと言っていいのかためらうぐらい」みたいなことを言っていて。
この人はレシピ本を出していますが、そのキャッチフレーズが「絶望的に頭が悪い料理」ですからね(笑
でも、そういう「簡単にする」「余計なものを徹底的に省く」っていうのも、一つの魅力だと分かります。
私達はつい、「魅力を作るには、複雑で高度なことができないといけない」とか、「他の人よりも、もっと頑張って、高い能力を身につけなきゃいけない」、「いろんなことができなきゃいけない」とか思いがちです。
だけどそれは競争的で、しんどいですよね。
スポットの当たらないものに向き合う
そういう場合、「頭が悪い」とか、「なんでそんなマイナーなものを」みたいなものにも、可能性があると分かります。
それは競争ではなく、「誰からもスポットを当てられていない、そういう一つのものの魅力を高める」、というイメージです。
人で例えると、私達はメイクアップアーティストだったり、ファッションデザイナーだったとしましょう。
で、多くの人が、「いいモデルが欲しい、美しいモデルと組むことができれば、自分の服やメイクがもっと映えるし売れる」という発想をしています。
そんな中で、誰からもスポットを当てられない、地味で誰からも見捨てられたような子に焦点を当てて、「この子を美しくするには、どうしたらいいだろう」と向き合っていくようなものです。
そんなのって、常識で考えると頭が悪いことですし、アホがするようなことです。
でも、その子は美しくなりたい、私達もそれを実現したい。
そして私達も、その子に個性があると分かって、その個性が好きで、魅力を感じている。
なら、そういう「見捨てられたものを輝かせる」というアプローチもあると分かります。
そしてオンリーワンナンバーワンになる
そういうのも、一つの喜びですよね。
そしてそれを実現できたとき、オンリーワンであり、ナンバーワンになっていると。
実際にこの人がホットサンドメーカーを使って動画を公開するようになって、ホットサンドメーカーの出荷数が10倍にも跳ね上がったとか。
そりゃもう、ホットサンドメーカーの会社にとっても、「こういう人と一緒にやりたい!」って思いますよね。
だから、協力の話も来るし、いろんなタイアップで広げてゆけると。
動画以外でも、収益を作れる
それに、こういう場合、動画そのものでなくても収益を上げることができるんですよ。
この人の場合、YouTubeではなく、主にTwitterで動画を短い公開しています。
今はYouTubeでも公開していますが、Twitterが主なので、動画の収益はあまり得られないと。
その場合でも、動画と合わせてスパイスや道具へのAmazonリンクを張ることで、アフィリエイトとして収益を上げることができます。
YouTubeではある程度の視聴者数がないと収益になりませんが、そういうアフィリエイトだと、すぐに収益にできますからね。
すると、早い段階から、小さくても収益を作れると分かります。
で、この人はそういう料理とか、お酒が好きなので、楽しんで作って食べて飲んで、収益を得る。
こういうのも、一つの「好きでできることをやって、収益を得る」形かなと思います。
まとめ
なので、そういうマイナーなものにスポットを当てることでも、収益にしうるんですよね。
無理に複雑に高度にしなくても、見捨てられたようなものを魅力的に輝かせるだけでも、価値が作れると。
競争がしんどい場合、そういう発想もいいんじゃないかな、と思ったりもします。
ということで今日は、「一つを使いこなすことでも、魅力を高められる」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。