今日は、クリエイティブなお話です。
「妄想を現実にすることでも、価値が生まれる」、というお話をしてみましょう。
「エンターテインメントの価値」という発想
「嫌な仕事を辞めて、好きなことでお金を得たい」っていうのは、このブログでもよく取り上げてますよね。
そのためにも、「ビジネスのネタが欲しい」ってのは、よくあるんじゃないかと思います。
なら、どうやって価値を作り出すかが重要になります。
では、価値をもう少し掘り下げて見てみましょう。
価値には2種類あって、一つは「必需品」の価値で、もう一つは「エンターテインメント(必需ではないもの)」の価値があるんですよ。
そしてクリエイターの場合、エンターテインメントの価値に着目する方がいいように思います。
というのも、多くの人が「ニーズはないかな」とか思ってしまうんですが、それだと必需品としての競争になってしまうんですよね。
でも、エンターテインメントの価値を作れれば、自分の妄想からお金を作ることができたりするんですよ。
ということで今日は、そんな「妄想をお金にする」というお話をしてみましょう。
「こうなりたい」という理想と現実
ちょっとしたツイートを見つけたので、ご紹介。
わかる人いないかな…
可愛い!こういう格好したい!!とか思っても、実際着てみたらなんかこれじゃない感。 pic.twitter.com/sNtiIFtaaP— さかもっさん (@sakamo2424) August 25, 2017
「こういうシルエットの女の子になりたいから、こういう服を買った。でも現実はなんか違う!」ってイメージなんですが。
まぁこの形に限らず、いろんな「こういう自分になってみたい」っていう理想がありますよね。
ここでは純粋な少女風なスタイルですが、他にも知的で仕事ができる風なスタイルにあこがれたり、おしとやかなお嬢様風だったり、気品のあるスタイルだったり、いろいろあこがれがあるものです。
でも、なかなか理想にならない!
でも、現実ではなかなかできないものなんですよ(笑
だいたい上記の例だって、肩幅とか首の大きさとかいろいろ原因を考えていますが、本質は「12~14歳ぐらいの女の子の体系になりたい」なんですよね。
それぐらいの体系って、やっぱり独特のかわいさがありますからね。
ただ、それを成人女性がやろうとしても、無理があって当然だと(笑
肩幅は広いわ、胴回りもあるわで、あの「少女らしいかわいさ」が失われてしまっているわけです(笑
じゃあそこで、どうするか、ということですね。
それを「不可能だ」と切り捨てるのは、エンターテインメント的な思考ではありませんよね。
エンターテインメントは、それをどう味わってもらうのかが面白いところなんですから。
本気で52歳を加工してみたら、こうなった
ならそこで、こちらのツイートを見てみましょう。
遂に母がやってみたいと言い出し、別人にしてやろうと娘が本気出したら気持ち悪いくらいただの私になった(流石親子)
加工はビューティプラスとレフ板のみ!!
どうかな、52歳www
本人はかなりご満悦~笑#年齢とコスプレ写真晒してびっくりした人がrtしてくれる pic.twitter.com/16A6sGz12J— しぉみ@豆腐組 (@shiomi333871) May 5, 2017
ツイート主はコスプレイヤーさんなんですが、本人がコスプレを楽しんでいたら、母親(52歳)も興味を持って「やってみたい」と言い出したと。
それで本気を出したら、自分とうり二つになっちゃったという。
もう、「マジで52歳!?」みたいなノリでしょ(笑
妄想を現実にするから、面白い
こういうのを見ると、思考の制限が吹っ飛びますよね。
52歳が20代のルックスを実現するとか、普通に考えると不可能じゃないですか。
それは、成人女性が12~14歳の体系に戻るのと同じようなもので。
でも、その妄想を実現するのが面白いんですよ。
そこには確固たる面白さがあるからですね。
妄想を形にして、人に可能性を与えよう
というのも、多くの人が、「自分の新たな可能性」を知りたいんじゃないかと思っています。
いわゆる、「別の自分」を発見したいんだと。
「こういう自分もありうるんだ」と分かれば、いろんな生き方ができますからね。
「不景気になるほど娯楽が売れる」と言いますが、その本質は、「今の自分では限界があるから、他の自分を見つけたい」ということじゃないかと思います。
実際、新しい自分を知ることって、未来が開けたようで快感ですよね。
上記のメイクだって、この母親、絶対友達に自慢したくなりますよね(笑
すると、その辺から「これはビジネスにできる」と分かります。
他の人を変身させて、「違う自分」になってもらって、喜んでもらえばいいんですから。
すなわち、コスプレでの「あんなキャラになりたい」という妄想が、お金を生み出すわけです。
実際に他の人を変身させてもいいでしょうし、その方法を教えてもいいし、いくらでもできますよね。
しかもこれ、別にプロのメイクアップアーティストとかでなくて、普通のコスプレイヤーさんがやってるんですからね。
もちろん、これは写真写り重視なので、写真でしか通用しないような「盛っている」部分は確かにあるんですよ。
例えばあごのラインを細く見せるためにあごを引いたり、黒い服を着ることでより輪郭を強調していたり、ライトと加工アプリで肌をきれいにしていたりするわけです。
でも、写真だけで露出する場合、別にそれでもかまいませんよね。
希望を与えることは、エンターテインメントと同じ
ちなみに私がこのブログで説明しているのも、「こういうスタイルで生きる道もあるよ」と、新たな生き方を提案しているわけです。
それは必需品ではありませんが、新たな可能性ですよね。
私は「大好きなことで独立して、自由に生きていく」という妄想(イメージ、ビジョンとも言えるもの)にあこがれて、それを実現したと。
そしてそれを分かち合っている、とも表現できるでしょう。
だから私は、「希望を与えるもの」は、エンターテインメントと大差がないと思っています。
実際に、漫画でも物語でも、人に勇気を与えることができますよね。
それは必需品ではありませんが、人にとっては大切なことで、多くの人が欲しているものだと分かります。
この「必需品」と「エンターテインメント(必需ではないもの)」の違いが分かれば、「妄想も価値になるんだ。そこからお金を作ることもできるだ」と分かるかと思います。
ニーズだけが、価値を作るものではありませんよと。
妄想を炸裂させて、本気でそれを実現しようとするのもいいでしょう。
まとめ
そういう風に、妄想を現実にすることでも、十分に価値は作れます。
その「自分が追い求めている妄想」は、他の人にとっての可能性になりうるんだと。
だから、その妄想をどんどん現実化する工夫を考えればいいわけです。
すると、それがビジネスになっていきます。
クリエイターの場合、そういう発想があれば、より自分なりのビジネスを作れるんじゃないかな、とも思います。
冒頭の「少女風なスタイルにする」というのも、自分ならどう工夫して実現するかを考えてみるのも面白いかもしれません。
女性が男性風になるなら「足す(盛る)」だけでできますが、少女風にするなら「足す」だけではできませんからね。
結構高度なクリエイティビティーが必要になるでしょう。
そういうのが、面白いところですよね。
ということで、今日は「妄想を現実にすることでも、価値が生まれる」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。
追記
ついでに、冒頭の「少女風なスタイル」も、私のアイデアを書いてみましょうか。
一番手っ取り早いのが、バーチャルでこなすことですよね。
本質は「頭を大きく、体を小さく」なので、加工でできるならそれが楽にできるでしょう。
もし服装で変えるとするならば、私の場合、髪の毛をもっとボリューミーにすることで、頭の面積を増やします。
髪を伸ばしてもいいし、ウィッグ(かつら)でもいいと。
小さな女の子向けのイラストでも、髪の毛の面積が大きいですよね。
髪の毛がボリューミーだと、相対的に体が小さく見えて、華奢な雰囲気が出せるかなと。
暑さ? そりゃもう我慢ですよ!(笑
ついでに大きめの帽子があってもいいかも。
黒か濃い色だと、少女っぽい「上が重たい」という不安定さが出て、よさそうに思います。
肩幅については、シャツをTシャツではなく、ワイシャツにするといいかもしれません。
ワイシャツは襟があるので、襟を大きめのものにすると、肩までがなだらかになって、肩幅が目立たなくなるかと。
あと、のりがかかっているので、袖も広がって、さらになだらかに見えますからね。
ちょっと大きめのワイシャツだとよさげな予感。
ウエストから下は、正直ノーアイデアです(笑
シャツを濃い色にして、スカートを明るい色にすると、色差で広がりを見せられるかも。
でも、それだと全体の色として大丈夫なのかな……とか悩んだりするんですが。
スニーカーはそのままでOKかなと。
いや、私はコスチュームデザインが全くダメな人なので、完全に理論だけで言ってるんですが(笑
こういうのをあれこれ考えるのも、面白いですよね。