今日は、クリエイティブなお話です。
「余るものには原因があるので、それに着目すると工夫が生まれる」、というお話をしてみましょう。
田舎では、柿もびわも放置状態
最近はだいぶ涼しくなりましたね~。
近所の畑でも柿が山ほど実り始めていて、でも誰も取らずに放置状態だったりします。
それとか、初夏ではびわが実るんですが、これも基本放置で、カラスの食べ放題だったり。
畑が多い田舎って、こんな感じなんですよ。
でもスーパーで見ると、柿が1個80円とか、びわが6個入り300円とかで売られているんですよね。
それとか、びわは暖かい地方にしかならないようで、東京に住んでいる人から聞くと「高級品の果物だ」みたいなイメージがあるようで。
だから、つい「そんな高い値段になるの!? その辺にあるやん!」とかいう感覚になっちゃったりするんですが。
こういう感覚の違いがあると、そこにチャンスが見つけられるように思います。
すなわち、余るものにはだいたい原因があるので、そこに着目すると工夫できる点が見つけられる、ということですね。
余るものには理由がある
まぁ最近よく言っていることですが、自分の強みを見つけたい場合、余っているものに目を向ける、というアプローチがあります。
自分にとって恵まれた点を見つけ出して、それを工夫して味わいやすく加工することで、自分の長所にできると。
すると、それを売ることで収益も上げられるし、自分だけの強みとか、自尊心も得られるようになるわけです。
でも、たいていの場合、「余っているもの」だからこそ、その現場では「無価値なもの」だと評価されるものなんですよ。
それどころか、「邪魔者でしかない」、「処分にもお金がかかる、どうしようもない奴だ」とか邪険に扱われていて、待遇も悪い状態で。
原因を元に、工夫を考えよう
余るものには、必ず理由があるんですよ。
で、そういう理由が分かると、工夫できる点が見つかります。
例えば柿の場合、もうアホほど実がなるんですが、枝が折れやすいから登って取れないし、持ち主は毎年食べ飽きているからどうでもいいんですよね。
それとかびわの場合、びわの木はすっごい上に高く伸びるので、ほとんど実が採れないんですよ。
他にも、畑の持ち主が老人なら、なおさら高い場所にある実は採れませんし、採る気すらないと。
で、落ちてくる頃には腐っているので、ひどいにおいの「邪魔者」でしかなくなるわけです。
なら、そこで原因を見てみましょう。
例えば実際に近所の畑を見てみて、畑の持ち主が老人なら、「自力で取れないだけだ」と分かります。
なら、取ってあげることで、お裾分けをもらうことができるでしょう。
近所なら、散歩ついでに挨拶していれば、だいたい顔見知りになれますからね。
特に私の場合、年寄り大好き人間なので、すぐになついてしまうという(笑
すると、「涼しくなりましたね。柿がよくできてますね~」とか言うと、だいたい「取れないから、どんどん持って行きなさい」とか言ってもらえるんですよ。
で、私は柿をもらって喜び、老人も柿を有効活用できる上に、若い人を喜ばせることができて嬉しくなって、共に嬉しいと。
「高い場所」をどう攻略するか
それとか、「高い場所にあって取れない」とかいう原因が分かると、工夫ができます。
それをどうやって解決するかが、クリエイティビティーの発揮のしどころです。
真っ先に思い浮かぶのは、高枝切りばさみとか、脚立とかを使うことですよね。
で、それらがなければ、そういう道具を自作することもできるかもしれません。
もっと高いところになると、今ならドローンを加工して、摘み取り機能も搭載することで、取れるかもしれません。
ひものついた捕獲器を射撃して、引っ張ることで、取ることもできるかもしれません。
他にも、遠隔操作や遠距離を扱う武器や道具系の技術があれば、実を取るなり枝をピンポイントで折るなり、応用できると気づくかもしれません。
すると、「腐ってにおうだけの邪魔者」が、この工夫で「食べられるもの」になります。
すなわち、これだけの工夫でも価値を増やせるわけですね。
どんどん配っていたら、使い道を教えてくれる
すると、その次に「食べきれない」とか、「保存ができない」という原因が来るでしょう。
ここでも、いろいろ工夫できるものです。
で、こういうのは、いろんな人にどんどん配っていたら、その人たちから使い道の知恵を得られることもあります。
周囲の人から、「こういうのに使ったよ」と、教えてもらえるんですよね。
例えば私の場合、以前住んでいた家の裏庭には柿の木があって、よく大量に柿をもらっていたんですよ。
なら、私の実家がケーキ屋(今は兄が経営中)なので、「従業員の人に食べてもらえばいいや」と持っていったら、「これはいい。これで柿のケーキを作ろう」とかなって。
それがまた売れたようで、「もしもらったら、もっと持ってきて」とか言われて。
すると、「ああ、ケーキの材料として、売ることもできるんだ」とか気づくこともできます。
そうしていると、いつの間にか「余っているもの」を効率的に取れるし、分かち合う先も得られますよね。
なら、それがビジネスの種にできると分かります。
また、工夫した点そのものも、売れると分かります。
ドローンを使って摘み取り機能を搭載したり、遠隔操作で実を取れる道具を作ったならば、それを売ることもできるでしょう。
そうやって、余ったものを強みにしていくわけですね。
まとめ
そんな風に、余ったものには必ず原因があります。
その原因に着目すると、工夫できる点が見つかります。
そういう観点で、自分の周囲にある「余ったもの」とか「価値のないもの」を見てみるのもいいでしょう。
「これに対する情熱だけは、無駄にある」とか、「これが無駄に好きすぎてたまらない」とか、もう無駄にあることって結構あるものなんですよ(笑
すると、意外なところからその「無駄なもの」の使い道が見つかるかもしれません。
それが、強みになりうるわけですね。
ということで今日は、「余るものには原因があるので、それに着目すると工夫が生まれる」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。