今日は、クリエイティブなお話です。
「○○がないけど、これをしたい」が見えると、工夫できる新境地が見える、というお話です。
どうすれば新境地が見えるのか
「他の人がまだ挑戦していないことをしたい」とか、「新境地を開拓したい」、「独自性を強みにしたい」みたいなこと、あると思うんですよ。
でも、どうすればそういう「自分にとって有利で、なおかつ他の人がまだ挑戦していないこと」を見つけられるのか、という問題があって。
そういう場合、「○○がないけど、これをしたい」というものに着目するのもよさそうに思います。
すると、それが自分にとってモチベーションも出るし、新たな工夫を作りやすくなるかなと。
「私にはこういう要素が特にない」も個性の一つ
普通は個性って、「私にはこういう要素が多くある」という、「多くあるもの」を思い浮かべますよね。
だから、「こういう有利な点(有り余るもの)に価値を加えて、分かち合って豊かになろう」という戦略が作れるわけです。
例えば「私は絵を描く情熱だけはやたらあるから、それに何か価値を加えよう」とかすると、基本方針が見えたりすると。
でも私の中では、それだけでなく、「私にはこういう要素が特にない」という「少ないもの」も、個性だと思うんですよ。
例えば、「私には特にお金がない」とか、「私には特に時間がない」みたいな。
他にも、特定のスキルがなかったり、必要な材料が得られない環境にいたり、道具や地位、環境、健康がなかったりとか、まぁいろいろあると思います。
普通は、そういう「自分には特にないもの」は欠点ですが、裏を返すとこれを強みにできるように感じます。
それは、「そういうものが特にない人の状況を、よく理解できている」ということで。
「○○がないけど、これをしたい」に工夫の余地がある
なら、そこで「○○がないけど、これをしたい」というものに着目すると、工夫ができる余地が見えますよね。
例えば「私にはお金がないけど、フランス料理を食べたい」とかあったとしましょうか。
なら、お金がない中で、どう工夫してフランス料理を味わっていくのか、という部分を研究するわけです。
すると、安価で手に入る材料で、自炊を研究できるかもしれません。
また、そういうレシピを公開したり売ることができるかもしれません。
そうして、「特にお金のない人でも、フランス料理を味わえるレシピ集」みたいなアプローチが思いついたりすると。
いろんな「○○が特にない」を組み合わせてゆく
場合によっては、そういう「○○が特にない」を組み合わせることもできるでしょう。
もし「自炊ができない」という要素もあれば、「お金もなくて自炊もできないけど、フランス料理風にして味わうにはどうすればいいか」と考えます。
すると、「こういう調味料を買ってきて、混ぜてドレッシングやソースを作って、こういうお総菜にかけるとフランス料理風になる」とかできるかもしれません。
なら、そういうドレッシングやソースを売ることもできるかもしれません。
なら、後は「これをしたい」という部分の情熱量で決まりますよね。
「あのフランス料理の味を、なんとかして手軽なドレッシングやソースだけで再現できないか」とか考えると、それだけで「誰も開拓していない新境地」が見えます。
特に、「自分には特にないもの」を突き詰めたり、重ね合わせるほど、そういう新境地が見えやすくなると分かります。
まとめ
なので強みを作りたい場合、「多くあるもの」だけでなく、「特にないもの」もヒントになりうるように思います。
「多くあるのがいい」だけではなく「特にないものがあってもいい」ということです。
それを裏返すと、強みにできる、ということですね。
そういう発想だと、新しいものを作れるかもしれません。
ということで今日は、「○○がないけど、これをしたい」が見えると、工夫できる新境地が見える、というお話でした。
今日はここまで~。