今日はクリエイティブなお話です。
「自分なりの形を作れると、面白いですよね」という例のご紹介です。
クローゼットを防音室にした例
面白いツイート画像があったので、ご紹介。
前に見せて欲しい…‼︎とコメントを頂いたので☺️🙌
クローゼットをぶち抜いて作った自作の防音室です🐾セマイヨ‼︎ pic.twitter.com/AfgpKhQAGy— 赤咲アタリ🎯2周年グッズ販売中 (@AtariAkasaki) May 17, 2021
VTuberさんのツイートなんですが、音声配信をするのでどうしても騒音になってしまうものですよね。
なので、自分用の防音室が欲しかったんでしょう。
そこでクローゼットをぶち抜いて、自分で防音室を作っちゃったと(笑
自分なりの形を作れると、面白い
こういうのって、なんだかいいですよね。
すなわち、「自分なりの形を作れると、面白い」ということです。
普通は、「誰もがあこがれる高価な防音室を導入できたら、すごい」ですよね。
でも、実際の既製品での防音室を買うとなると、10万円とかそれ以上は普通にするものです。
そういう場合、「自分にしか合わないけど、自分なりに、自分にぴったり合う形で作る」というのも魅力になるわけです。
元々は、「大声を出しても配信できるように、なんとかしたい」という問題を解決したいわけです。
でも、スタジオ収録は高いし、何度収録してもお金がかからないように、自室で気軽に収録できるようにしたくて。
ただ、防音室を買うほどのお金はないので、どうすればいいのか。
そこでクローゼットに着目できるか
そこできっと、この方はクローゼットに着目したんだろうと思うんですよ。
「このクローゼット、使えないかな?」みたいな(笑
すごい発想ですよね。
普通はクローゼットは「服を入れるもの」なんですが、「自分が入って収録すれば、防音室にできるかも」と常識を覆すわけです。
で、「服は減らせばいいし、服を入れる場所は他にもある」と割り切れると、ほぼノーコストで「防音室の箱(外枠)」が手に入ります。
すると、「後は中に防音材を敷き詰めればいいかも」みたいに発想できます。
そして、「普通には合わないかもしれないけど、自分には最高に合うようにする」として発想していくわけです。
この人はVTuberで、声の配信のみの配信なので、自分が入ってスマホに表情を入力できさえすれば、後の見栄えは必要ありません。
それに、たまに大声を防げればいいので、プロ用の防音性能までは必要ないと。
ただ、機材オタクなので、いろいろ機材を置きたいわけです(笑
するとこんな風に、「他の人には使えないだろうけど、自分にとっては最高のもの」ができるんですよね。
「自分だけの環境」は、やっぱり嬉しい
ひとつひとつはとても安価なものですが、仕上がってみると、なんだかすてきでしょ。
しかも、コストだって、既製品を買うよりも1/10ぐらいで実現できたりして。
もちろん、狭いし窮屈だし、大きく動けないし、イスも安物だし、夏場は暑かったりするかもしれません。
でも、こういう「自分だけの、自分にとって最高の環境」というのは、やっぱり嬉しいものですよね。
その上、こういう「自分にぴったりなものを作れる」というだけで、才能ですからね。
個性がある上で、自分にぴったりのものを作れると、それは「自分の個性を最大限に生かす、高価な既製品でも作れない魅力」になるんですから。
で、特に個性的な情報発信をする人ほど、こういうスタイルが合いそうに思います。
情報発信って、「流行を追いかける」タイプと、「自分が興味ある狭い分野を、延々とマニアックに語り続ける」タイプがいるじゃないですか(笑
それで、後者のマニアックタイプの人ほど、強烈な固定ファンができやすいんですが。
そういうマニアックタイプの人ほど、こういう「自分にしか合わないけど、自分なりに、自分にぴったり合う形で作って発信する」というスタイルが合うように思います。
「自分の身の丈に合わせるのがいい」という考え方
これはある意味、「自分の身の丈に合わせるのがいい」という考え方だ言えるでしょう。
だいたい、すてきなファッションドレスも、元はただの布ですからね。
「丈が長いのが贅沢」ではないし、「短いのが従来と違って先進的」とかでもないと。
「自分の身の丈に合わせるのが、一番いい」という機能美的、合理的な感覚です。
同じように、例えば「人の器は大きい方がいい」とかいう思い込みがあるかもしれません。
特に個性がない人ほど、そう思いやすいんですが。
でも私は別に、小さくても、独自であればいいと思うんですよ。
ある意味、「自分の個性に合わせた器を、うまく使えばいい」ということです。
「お酒で使うおちょこは小さいからダメ」ではなく、「このおちょこだから使いやすくて、これは使える器だ」というスタイルです。
それなのに、「大きな器がいい」とか言って、巨大なバケツでわずかなお酒を飲むのとか、ただのアホでしょ(笑
これが分かれば、「大きかろうが小さかろうが、自分の器をうまく使って生き方をすればいい」とできて、「多くの人がうらやむ器」を手放せます。
で、競争を手放せて、「自分の個性に合わせて生きればいいんだ」と安心できるかなと思います。
まとめ
そんな風に、高価なものがなくても、安価なもので自分なりに作ることで、魅力は作れるように思います。
生き方でも、道具でも、作品でも、無理に背伸びをしなくてもいいんだということです。
で、自分なりにマニアックな世界を語り続けて、自分にしか得られないようなファンを得ることもできると(笑
それはそれでニッチになるかもしれませんが、それでも安定はしますからね。
そういう「自分にしか合わないけど、自分なりに、自分にぴったり合う形で作る」というのもいいように感じます。
ちなみに私が制作監督をしていた時は、自宅で収録するのに、「押し入れに入って収録する」みたいな声優さんもいました(笑
やっぱりこういう問題は、いろいろ悩みどころなんだろうな、と思ったりもします(笑
ということで今日は、「自分なりの形を作れると、面白いですよね」という例を紹介してみました。
今日はここまで~。