今日はクリエイティブなお話です。

「自分なりの形を作れると、面白いですよね」という例のご紹介です。

 

クローゼットを防音室にした例

面白いツイート画像があったので、ご紹介。

VTuberさんのツイートなんですが、音声配信をするのでどうしても騒音になってしまうものですよね。

なので、自分用の防音室が欲しかったんでしょう。

そこでクローゼットをぶち抜いて、自分で防音室を作っちゃったと(笑

 

自分なりの形を作れると、面白い

こういうのって、なんだかいいですよね。

すなわち、「自分なりの形を作れると、面白い」ということです。

 

普通は、「誰もがあこがれる高価な防音室を導入できたら、すごい」ですよね。

でも、実際の既製品での防音室を買うとなると、10万円とかそれ以上は普通にするものです。

 

そういう場合、「自分にしか合わないけど、自分なりに、自分にぴったり合う形で作る」というのも魅力になるわけです。

元々は、「大声を出しても配信できるように、なんとかしたい」という問題を解決したいわけです。

でも、スタジオ収録は高いし、何度収録してもお金がかからないように、自室で気軽に収録できるようにしたくて。

ただ、防音室を買うほどのお金はないので、どうすればいいのか。

 

そこでクローゼットに着目できるか

そこできっと、この方はクローゼットに着目したんだろうと思うんですよ。

「このクローゼット、使えないかな?」みたいな(笑

すごい発想ですよね。

普通はクローゼットは「服を入れるもの」なんですが、「自分が入って収録すれば、防音室にできるかも」と常識を覆すわけです。

 

で、「服は減らせばいいし、服を入れる場所は他にもある」と割り切れると、ほぼノーコストで「防音室の箱(外枠)」が手に入ります。

すると、「後は中に防音材を敷き詰めればいいかも」みたいに発想できます。

 

そして、「普通には合わないかもしれないけど、自分には最高に合うようにする」として発想していくわけです。

この人はVTuberで、声の配信のみの配信なので、自分が入ってスマホに表情を入力できさえすれば、後の見栄えは必要ありません。

それに、たまに大声を防げればいいので、プロ用の防音性能までは必要ないと。

ただ、機材オタクなので、いろいろ機材を置きたいわけです(笑

するとこんな風に、「他の人には使えないだろうけど、自分にとっては最高のもの」ができるんですよね。

 

「自分だけの環境」は、やっぱり嬉しい

ひとつひとつはとても安価なものですが、仕上がってみると、なんだかすてきでしょ。

しかも、コストだって、既製品を買うよりも1/10ぐらいで実現できたりして。

もちろん、狭いし窮屈だし、大きく動けないし、イスも安物だし、夏場は暑かったりするかもしれません。

でも、こういう「自分だけの、自分にとって最高の環境」というのは、やっぱり嬉しいものですよね。

 

その上、こういう「自分にぴったりなものを作れる」というだけで、才能ですからね。

個性がある上で、自分にぴったりのものを作れると、それは「自分の個性を最大限に生かす、高価な既製品でも作れない魅力」になるんですから。

 

で、特に個性的な情報発信をする人ほど、こういうスタイルが合いそうに思います。

情報発信って、「流行を追いかける」タイプと、「自分が興味ある狭い分野を、延々とマニアックに語り続ける」タイプがいるじゃないですか(笑

それで、後者のマニアックタイプの人ほど、強烈な固定ファンができやすいんですが。

そういうマニアックタイプの人ほど、こういう「自分にしか合わないけど、自分なりに、自分にぴったり合う形で作って発信する」というスタイルが合うように思います。

 

「自分の身の丈に合わせるのがいい」という考え方

これはある意味、「自分の身の丈に合わせるのがいい」という考え方だ言えるでしょう。

だいたい、すてきなファッションドレスも、元はただの布ですからね。

「丈が長いのが贅沢」ではないし、「短いのが従来と違って先進的」とかでもないと。

「自分の身の丈に合わせるのが、一番いい」という機能美的、合理的な感覚です。

 

同じように、例えば「人の器は大きい方がいい」とかいう思い込みがあるかもしれません。

特に個性がない人ほど、そう思いやすいんですが。

でも私は別に、小さくても、独自であればいいと思うんですよ。

 

ある意味、「自分の個性に合わせた器を、うまく使えばいい」ということです。

「お酒で使うおちょこは小さいからダメ」ではなく、「このおちょこだから使いやすくて、これは使える器だ」というスタイルです。

それなのに、「大きな器がいい」とか言って、巨大なバケツでわずかなお酒を飲むのとか、ただのアホでしょ(笑

 

これが分かれば、「大きかろうが小さかろうが、自分の器をうまく使って生き方をすればいい」とできて、「多くの人がうらやむ器」を手放せます。

で、競争を手放せて、「自分の個性に合わせて生きればいいんだ」と安心できるかなと思います。

 

まとめ

そんな風に、高価なものがなくても、安価なもので自分なりに作ることで、魅力は作れるように思います。

生き方でも、道具でも、作品でも、無理に背伸びをしなくてもいいんだということです。

 

で、自分なりにマニアックな世界を語り続けて、自分にしか得られないようなファンを得ることもできると(笑

それはそれでニッチになるかもしれませんが、それでも安定はしますからね。

そういう「自分にしか合わないけど、自分なりに、自分にぴったり合う形で作る」というのもいいように感じます。

 

ちなみに私が制作監督をしていた時は、自宅で収録するのに、「押し入れに入って収録する」みたいな声優さんもいました(笑

やっぱりこういう問題は、いろいろ悩みどころなんだろうな、と思ったりもします(笑

 

ということで今日は、「自分なりの形を作れると、面白いですよね」という例を紹介してみました。

今日はここまで~。

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