今日は、クリエイティブなお話です。

「もっとアホなことにこだわるのでもいい」というお話です。

まぁこのブログでも時々言っている、いつもの「ニッチ万歳!」的なお話です(笑

 

「人を殺めるタイプのピエロ」の研究

とあるところでTwitterを見ていたら、次のような2つの奇跡的な流れができていたんですよ。

まず1つめが、「自由研究って、どうやってすればいいの?」という、夏休みの宿題系のツイートで。

で、「情報を集めて、仮説を立てて、検証してみましょう」みたいに説明していて。

 

そしてその直後にあったもうひとつが、次のようなツイートでした。

まさに自由な研究でしょ(笑

これ以外にも、このツイート主のお方は、いろんな発想で面白いことをしていたり

 

いやまぁ、科学的かどうかはさておき、こういう自由研究って面白いと思うんですよ。

すなわち、「もっとアホなことにこだわるのでもいい」ということですね。

 

「アホなこと」の価値を見つける

「価値あることを研究しよう」も、もちろんいいとは思うんですが、そこにはひとつの問題があるように思います。

それが、「価値あることほど、大手が大量の資金で競争して研究開発している」ってことですね。

例えばコロナウイルスのワクチンとか、電気自動車用のバッテリー開発とか、確かに価値があるんでしょうが、個人ではできない規模でしょう。

 

そういう場合、こういうアホなことがいいと思うんですよ。

だいたい、アホなことって「一般的には価値がないけど、なんか面白いこと」ですからね。

で、そういうものって、「ごく一部の人には、強烈に求められるもの」になりやすいわけです。

 

例えば上記の「人を殺すタイプのピエロの作り方」だって、ホラー系を作りたい人には強烈に参考になりますよね。

それだけでなく、「ホラーが好きな人」とか、「ホラーのうんちく話が好き」みたいな人にも、喜ばれたりして。

そういうのを研究して教材として出すと、意外と売れたりするんですよ。

それは、ホラー系クリエイターにも喜ばれるし、雑学としても面白いからで。

 

「作業好き」にも応用できる

これは「研究好き」な人だけでなく、「作業好き」みたいな人にも応用できるかと思います。

人によっては、「こういう作業が好き」っていう場合があるかもしれません。

 

で、そういう好きなものには、必ずいくつかの、根幹となる技術があるものなんですよ。

例えば、絵を描く作業が好きな場合、絵の技術があったり。

コインを立てて並べたり、小石を積み立てるのが好きな場合、バランスを取る技術があったり。

 

すると、「常識的に考えるとアホな『技術の使い捨て作業』でも、一部の人には強烈な価値になる」ことがあります。

言うなれば、「いや、わざわざそんなところで、そんな技術を使わんでも」みたいなアプローチができるわけですね。

 

「アホなこと」が「一部の人には、大きな価値」になる

例えば、「黒板アート」があるでしょう。

これって、よくよく考えると、だいぶアホな作業ですよね。

だって、黒板は「どんどん消すもの」だからで。

「残らないものに力を入れて作る」とか、やっぱりアホなわけです。

 

でも、そういうものに真剣に取り組むと、スターバックスの黒板アートみたいなことで、収益を作れたりできると。

参考記事:デザインできるのは従業員4万人のうち16人!スタバの売上を支える「黒板アート」の秘密と可能性に迫る (FNNプライムオンライン)

 

なら、「すぐ消す黒板にこれだけの力を費やせるほど、技術を贅沢に使っている」と分かって、なんだかゴージャスなイメージを出せたりするんですよ。

実際に、「それだけ無駄なことにも手間暇をかけられるなら、きっと商品は、もっと手間暇をかけているんだろう」みたいに感じますからね。

すると、そういう「無駄でアホなこと」が、「ブランドイメージの向上」になって、価値が出たりすると。

 

コインを立てたり、小石を積み立てるのも同じで、「技術」という点で見ると、「あの技術、ここでも使えるんちゃう?」みたいなことってあると思います。

そういう「あの技術、ここでも使えるんちゃう?」という遊び心が、新たな発見とか、新境地開拓になるのかな、と思ったりもします。

 

まとめ

そんな風に、もっとアホなことにこだわってみることでも、いろんな新たな発見ができるかもしれません。

「価値あることをしよう」とすると、たいていはそういうものは他の人も考えていて、競争になりますからね。

 

独自の強みを持ちたい場合、そういう「アホなことを裏返した価値を見つける」ことでも、自分なりのポジションを作れるかもしれません。

 

ということで今日は、「もっとアホなことにこだわるのでもいい」というお話でした。

今日はここまで~。

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