今日は、未来予測のお話です。

インフレ(ものの値上がり)は一気に来るので、心の準備はしておきましょう、というお話です。

 

円の価値が落ちつつある

今日は、ちょっとしたニュース記事を。

円、一時125円台に下落 1日で3円以上円安進む(日本経済新聞)

昨日、一気に円の価値が急落した、という記事です。

 

ここの記事(ITMedia)にもあるように、ロシアのルーブルが暴落していると表現するなら、日本円も十分に暴落中だと言えるでしょう。

まぁ、私の中では全然「暴落」ではないんですが、日本円がきわどいところまで来た、という認識です。

 

これから日本円の価値は落ちてゆく

私の中では、短期では分かりませんが、長期ではかなりの円安が進むかと思ってます。

これから起きる流れは、基本的に次の2つのどちらかでしょう。

  1. 円安が続く→インフレになる
  2. 政府が外貨を切り崩して円買い介入→しばらくは現状維持→外貨切り崩しの限界が来る→円安が再発→インフレになる

 

まぁ、どっちにしても「円安になってインフレになる」という結末には変わりません(笑

外貨を切り崩して時間稼ぎをするかどうか、という程度かなと私は予想しています。

 

どのみち円はクラッシュする

どのみち、日本の財政は、2013年には破綻していたようなものですからね。

それを、日銀が「お金を作って、無制限に政府に提供するよ」と言い始めて、時間稼ぎを始めたようなものです。

 

ただし、それは「解決策を模索するための、短期的な時間稼ぎ」でしかありません。

もしその間に政府が根本的な解決をできなければ、その分大きなクラッシュが待っています。

で、今までそれができなかったし、これからもできそうにないと。

なので私の中では、「これから5年以内ぐらいで、戦後最大の、円のクラッシュが起きるだろう」という予測です。

 

まぁ、これは日本に限らず、世界中の国々で起こることだろうとは思います。

ある意味、「円のクラッシュ」というよりも、「世界中の通貨のクラッシュ」とも言えるでしょう。

とはいえ、日本は相対的にお金を作りすぎているので、「日本円は、先進国通貨の中では一番落ちるだろう」という予測です。

 

インフレは一気に来る

インフレは、一気に来ます

たった1年で値段の感覚ががらりと変わることもありますし、ものによっては1ヶ月とかで変わることもあります。

例えばアメリカでは、牛ひき肉が、去年の今頃は12ドルで買えたものが、今では20ドルが標準になっているぐらいで。

ガソリンみたいなエネルギー関連ではもっと変化が激しくて、1ヶ月で今までの1.5倍とか、普通に起こりえます。

 

実際に、コロナウイルスの時も、マスクが一気になくなったりしましたよね。

ものの値段や価値観は、それぐらい急激に変わりうる、ということです。

 

インフレは長期化しやすい

そして基本的に、政府も中央銀行も、なかなか根源的な対策(金融引き締め)をしません。

つまり、できるだけインフレを続ける流れになりやすいものです。

 

というのも、世の中が混乱するほど、政府は混乱をコントロールしようとするからですね。

だから政府は、中央銀行からお金を作ってもらうことで、よりお金を得て、再分配して混乱を制御しようとするわけです。

 

でも、そもそものインフレの根源は、「中央銀行がお金を作りすぎて、ばらまきすぎたこと」で起きます。

だから根本的な対策にならずに、インフレは長期化しやすいと。

 

政府も中央銀行も、口先だけ

実際にアメリカの中央銀行でも、最初は「インフレ率が2%を超えたら、すぐに対策する!」とか言っていたんですよ。

でも、ほぼ口先だけですから。

 

実際にインフレ率が2%を超えたら、アメリカの中央銀行は「デフレに戻る可能性がある。様子見が必要だ」とか言い出して(笑

で、5%ぐらいになると「今のインフレは一時的だ」とか言って、対策を見送って。

その後、7%まで一気に急上昇して、アメリカ中がインフレで混乱してくると、「私たちは悪くない。強欲な企業が値上げするのが悪い!」と、責任転嫁し始めたり。

で、7%越えという強烈なインフレが続くと、中央銀行は「必要なら、すぐにでも断固として対策する!」と言いつつ、「でも対策は数ヶ月後から、少しずつ状況に応じて検討を」とか言うと(笑

 

そういうアメリカの現状が、日本の未来だということですね。

なので、アメリカを見ていれば、日本の政府と中央銀行が、未来にどう言い始めるのかは予想できるかと思います。

一言で言うと、「中央銀行と政府に頼るな。彼らの言うことを信じない方がいい」です。

それは言葉ではなく、行動を見れば分かります。

 

心の準備をしておきましょう

なので、心の準備はしておくといいでしょう。

起こりうる未来へのリスクを想定して、心の準備と、具体的な対策をしていれば、何が起きても平穏でいられますからね。

 

ちなみに私自身は、日々の生活費はもちろん日本円で持っていますが、それ以外は日本円は持っていません。

すべて、日本円以外の資産にしています。

まぁ、もちろん普通の人には、「すべて日本円以外」はおすすめしませんが。(クラッシュ時は現金に価値が出るので)

ただ、「すべての資産を日本円だけで持つ」というのは危険だな、という判断です。

 

なお、私の予測が正しいかどうかは分かりませんし、間違っている可能性も大いにあるので、あまり信じない程度でいいかとは思います。

確実に現実を把握していて、未来が分かるのなら、私はすでに世界一の大金持ちになっているはずですからね(笑

なので私の言葉には焦らずに、参考程度にとどめておいて、自分で考えるのが一番かなと。

 

まとめ

そんな感じで、これから少しずつ、日本でも値上がりが出てくるだろうと思います。

もちろん、すぐに影響が出るわけではないので、焦る必要はありません。

企業も、しばらくは余力で値上げに対処しようとしますからね。

 

ただ、ひょっとすると数ヶ月後ぐらいから、少しずつ私たちでも見える形で出てくるかもしれません。

なので、心の準備はしておく方がいいかと思います。

 

具体的な対策は、これまでも説明してきたので、詳しくは省略です。

簡単に言うと、次のような内容です。

  1. お金を使って楽しめることは、楽しんでおく。
  2. 必需品は多めに確保しておいて、不要なものは処分しておく。
  3. お金は、スキルや能力、道具、経験を含めた、他の資産に変えておく。
  4. 可能であれば、「海外に向けて売る」ことを検討する。

 

「政府と中央銀行は、基本的に何もしない。むしろ奪いに来る」と思っておくといいでしょう。

すると「個人で準備しておくのが最善だ」と分かって、今から準備しておくことで、より安心して毎日を過ごせるかなと思います。

 

ということで今日は、インフレ(ものの値上がり)は一気に来るので、心の準備はしておきましょう、というお話でした。

今日はここまで~。

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