今日は、世の中についてお話ししてみましょう。
「世の中の虚像を見抜いて、自分に素直に生きよう」というお話です。
世の中には嘘や虚像があふれている
最近の私は「世の中の仕組み」について興味を持っているんですが、やっぱり世の中には嘘とか虚像が多くあるわけです。
先日も触れましたが、社会は限られたパイの奪い合いをする場です。
なので、奪い合いをするために、外向型による「ふりをしてだます」ということが多く用いられます。
見栄や建前もそうだし、被害者のように振る舞うこととか、「あたかも被害を受けたように相手を批判すること」なども含まれます。
ひどい場合は、「私は被害者だ。あいつが加害者だ」と言って、強者が弱者をいじめることもあるでしょう。
そして個性を持つ人とか、自分に素直に生きたい人ほど、そういう嘘や虚像に触れると惑わさるように思います。
というのも、そういう個性を持つ人は、自分なりの価値観を持って、その価値観に従って生きたいわけです。
だからそういう人は言動が一致するし、だからこそ「人は誰もが、言動を一致させて当然」と思い込んでしまうと。
でも実際は、世の中では「自分の価値観に従いたい」という人は、むしろ少数派です。
そういう人が、周囲の「ふりをしてだます」という態度に触れると、それは嘘なのに真実だと思い込んでしまうわけです。
だから、本当は悪くないのに、「私は加害者だ。私が悪いんだ。私は生きていてはいけない」みたいに思い込んでしまうこともあって。
虚像を見抜こう
そういう場合、世の中の虚像を見抜けるようになることが大切かな、と思います。
世の中ではそういう「ふりをしてだます」ということが多いので、嘘と真実を見抜けるようになりましょうよ、ということです。
なので今日は、どうやってそういう虚像を見抜くのか、その見抜くコツや具体例を、2つほど紹介してみましょう。
すると、個性の強い人ほど、今まで見えなかった実像が見えてきて、自分に素直に生きられるかもしれません。
なぜ私は「新聞を読まない」と決断したのか
まずは1つめの例で。
私が大学時代に、とある教授がよく「新聞を読め! 特に日経新聞だ!」と言っていたんですよ。
「こんなにメリットがある」、「こんなに情報がある」、「ネットでは得られない内容がある」とか、さかんに言っていたわけなんですが。
確かに言われてみると、いろいろメリットがあるわけです。
でもそんな中、私は「新聞は読まない」と決断しました。
なぜかというと、「新聞を書いている新聞記者は、全員雇われのサラリーマンだから」ですね(笑
ゼロから出発するなら、最初に何を目印に進むか
私はサラリーマンになりたいのではなく、学生時代から独立したかったんですよ。
そして私は、知識も経験も何も持たない、いわゆるまっさらな状態です。
ならば、「ゼロから出発するなら、最初に何を目印に進む必要があるのか」を考える必要がありました。
だから、私は「最初に読むなら、まずは自由に生きている人とか、経営者、お金持ちの本を読もう」と決断しました。
何も知らない状態だと、そういう「最もなりたい状態の人」からの生き方や情報に触れる方が、効果的ですよね。
つまり、一番最初の段階で最も重要なのは、生き方や方向性なんだと。
その手段として、個別のノウハウとか、情報や方法論があるんですから。
ある意味、「サラリーマンの書いたことを何よりも優先して得ようとする」と、それはサラリーマンの発想になって当然のように思います。
それをすっ飛ばすからこそ、「自分を成功者のように見せて、ふりをしてだます」という必要が生まれるように思います。
だから、私は「新聞は読まない。代わりに成功者の本を読もう」と決めて、進み出しました。
今思えば、これは人生の土台を作る上で、とても役に立ったように思います。
「ずっと爆益です!」の嘘
別の虚像を見抜く例を、もう一つ。
金融業界の情報に触れていると、たまに日本人で、SNSでもアカウント名に「爆益中!」とか言っている人がいるんですよ。
そういう人を見ると、「うらやましい」とか感じたりもするかもしれません。
でも、そういう「ずっと爆益です!」と言っている人ほど、実は全然儲かっていない人だったりします。
つまり、嘘を言っていて、虚像を見せているだけの人だと分かります。
本当に利益を作れば、爆益は必要なくなる
なぜかというと、爆益を作れば、爆益は必要なくなるからですね。
利益はあるといいものですが、ある程度の利益が作れれば、人生では「お金で買える側面」は結構満足できるんですよ。
例えば100億円ほどの資産を作れれば、年間1%で運用しても、単純計算で年間1億円のリターンです。
そんな中で、さらなる爆益なんて必要ないと分かります。
つまり本当に利益を出せる人は、結構短期間で「爆益は必要なくなる。少しの利益で十分」と理解できます。
だから「ずっと爆益です!」と言っている人は、自分で「私はずっと儲かっていません!」と自己紹介しているのと同じなんですよね。
それが分からないのは、利益を出したことがない人たちだけです。
つまり、社会の中で「ふりをしてだます」をしているに過ぎない、ということです。
「短期間で月○万円」を何年も続けている人
これはSNSでも、よくあるんですよ。
例えば、「あなたもこうすれば、短期間で月○万円!」という内容も同じです。
アフィリエイトだったり、動画だったり、情報商材、コンサル、健康食品、電子書籍、ブログ、まぁいろいろあるとは思います。
実際は、短期間で利益を出せたならば、次第に短期戦略は必要なくなって、人生での長期戦略に移行できるものです。
なのに、なぜその人は何年も、そんな短期戦略を重視しなきゃいけないのか、取り扱わなきゃいけないのか、プロフィール欄に短期的なことを終始書かなければいけないのか、ということです(笑
これも、一つの虚像を見抜く例でしょう。
生き方がすがすがしい人は、将来の成功者
一方で、実像を見抜くこともあるものです。
で、たまに「この人は、理がある。筋が通っている」と感じる人がいるんですよ。
それは、生き方がすがすがしい人に多いんですが。
そういう人は、たとえ今は成果がなくても、将来の成功者のように思います。
で、そういう人は、アカウント名に「爆益中」とか「短期間で○万円!」とか入れませんから(笑
なぜかというと、その人は方向性とか生き方を重視しているからですね。
重要なことの優先順位が分かっているので、「ふりをしてだます」必要がなくて、素直にありのままの自分を出せます。
もちろん短期手法で利益を出すのも一つの人生だし、一つの生き方ではあるんですよ。
ただ、個性のある人で、自分に素直に生きたい人ほど、「ふりをしてだます」が必要になる生き方は、しんどいように思ったりもします。
まとめ
なので、そういう世の中の虚像を見抜けるようになると、いろんな姿が見えるかもしれません。
社会では、「ふりをしてだます」というのが結構ありますからね。
私自身も、そういう「虚像で売る」とか「自分に嘘をつく」というのは、やはり疲れるスタイルでした。
だから、そういう虚像作りはやめて、素直にストレートに出すようになりました。
すると、個性の強い人で、自分に素直に生きたい人ほど、よりすがすがしくなれて、どっしりと生きられるかもしれません。
ということで今日は、「世の中の虚像を見抜いて、自分に素直に生きよう」というお話でした。
今日はここまで~。