今日は未来予測のお話です。

これから10年は、バーチャルよりもリアルの方が有利になりそう、というお話です。

 

アメリカではインフレがすごいことになってきた

最近のアメリカでは、もうインフレがすごいことになっているようで。

インフレというのは、「お金の価値が下がる=ものの値段が上がる」ということです。

 

もちろん、その分給料もどんどん上がっていて、今はすっごい転職率が高い状態になっているようなんですが。

だけど、うまく給料が上がらない場合、「買えるものが減る=生活水準が下がる」という状態になるわけで。

 

実際に日本でも、少しずつ値上がりが始まってきたじゃないですか。

地味な値上げにショックを受けた人も、それなりにいるんじゃないかと思います。

 

今の生活水準を保つためには、どうすればいい?

それに関連して、ちょっとした動画があったので、ご紹介。(英語のみ、日本語字幕もなし)

 

そしてこの動画(13:35~)で、キャスターが「もしこれから子供に、今の生活水準を保つには、どういう進路を勧めますか?」と問いかけていて。

で、専門家側は、「大学には行くな。配管工になれ」と答えているんですよ。

 

配管工などの「リアル側の人手」が足りない

なぜかというと、今はアメリカでは、すっごい配管工(いわゆる下水のつまりを直す人)の人手不足らしくて。

それに、アメリカでは下水がすぐにつまるらしいんですよ。

だから、今アメリカの配管工は引っ張りだこで、年収1000万円レベルの人が続々なんだと。

 

配管工って、いわば「リアル側の汚い仕事」の代表格じゃないですか。

でも、今ではそれが一番収益を上げやすいんだと。

そして、「今は大学に行ってもお金を無駄にするだけだ。意味がない」ということで、「すぐに働け。しかも配管工のようなもので収益を上げる方がいい」と。

 

これから10年は、リアル側が有利になりそう

私もこれは、時代の流れとして、結構合っているように思います。

で、私が言いたいことは、「これから10年は、バーチャルよりもリアルを重視する方が有利になりそう」ということです。

 

物事には、ブームがあるんですよ。

で、ブームが起きたとき、その反対側では「競争率が低く、楽に豊かさを得られる」という業界が現れやすくなります

 

例えば今は、YouTubeでの動画配信がブームですよね。

そういう場合、例えばブログみたいな文章ばかりのものは、競争率が低くなっているものなんですよ。

すると、ブログとか本を書くと、意外と競争率が低くてうまくいきやすかったり。

 

今はバーチャルが絶頂期

それと同じで、俯瞰的に見ると、今は「バーチャルな世界へのブーム」が絶頂期のように思います。

いわゆる、「ネットで何かを作ること」がすごいブームで、「リアルで何かを作ること」が最も低く扱われている時代だと。

 

実際にコロナウイルスで、通販とか、ネットでの収益作りとか、情報商材とか、YouTuberとか、みんながそういう「情報業界での収益」を作ろうと殺到しているじゃないですか。

逆に、アメリカでも日本でも、リアル側がすっごい不人気なわけです。

特に、「リアルで作れる人、操作できる人」が不足していると。

農業や畜産をできる人だったり、機械を作れる人だったり、先の例のように配管工だったり、大工だったり。

 

そういうリアル側の競争率が低いので、リアル側が有利になっている、ということです。

実際に私の住んでいる町でも、水道工事屋とか、何でも屋みたいな会社が、どんどん新しい店を出している状態です。

きっと日本でも、そういう土台部分の人手が足りないんだろうと思います。

農業なんて、ずっと後継者や人手不足ですし。

 

「高収益のために大学に行く」は意味がない

なら、「高収益を得るため」という動機の場合、「大学に行く」なんてのは、今はあまり意味はないように思います。

だって、今はリアル側の収益の方が高いんですから。

高収入を得たければ、高校を卒業してすぐに就職して、農業をするなり配管工になればいいわけです。

 

なら、奨学金という名の借金をする必要もないし、お金も無駄にならないし、キャリアも積めますからね。

奨学金という名の借金は、日本でもアメリカでも、かなり人生の中盤で苦しめられる要因になっているようで。

それに、もし大学で遊びたければ、「大学に行かずに、どこかのサークルや組織に属して遊べばいい」ですからね。

 

なので、今のような時期は、無理に進学をせずに「リアル側の職種」で就職する方が、高収益を得るためであれば有利だということです。

 

これから10年は、リアルが重要になりそう

私の中では、そういうリアル側が有利になる傾向が、少なくとも10年ぐらいは続くだろうなと思ってます。

だから、もし今高校生の場合、今は大学進学に固執する必要はないように思います。

で、10年後ぐらいには、「リアルが重視、バーチャルはどん底」になっているでしょうから、そこで乗り換えるのもいいかなと。

 

年配者の人でも同じで、仕事を失うとかでお金に困った場合、今は情報系よりも、リアル系の方が確実にお金になるように思います。

私の中では、農業関連がよさそうに思ったりもします。

 

まとめ

そんな風に、今はとにかくバーチャルな方向へのブームなので、リアルな方を押さえておく方がいいようにも思います。

バーチャルだと「翻訳のツールを使いこなせるようになろう」ですが、リアルだと「地味に英語を学んでみよう」というイメージです。

バーチャルだと「情報商材で収益を作ろう」ですが、リアルだと「地味に野菜や道具、機械を作る技術を身につけて、収益を作ってみよう」みたいな。

情報ではなく、指先や身体の技術に価値を置く、みたいな。

 

もちろん、AI産業はこれから急激に伸びていくので、そういう「AIを駆使できるようにする」というのも一つのチャンスでしょう。

でも、こちらも同じように、「AIに頼るなんて、敗者がやることだ。人が手でする方が素晴らしい」と今はバカにされるような業界ほど、チャンスになるかと思います。

 

私はそういう「華々しくない、だけど有利な方」が好きですね。

そういう発想ができると、ブームに流されずに、より豊かさを増やせるかもしれません。

 

ということで今日は、これから10年は、バーチャルよりもリアルの方が有利になりそう、というお話でした。

今日はここまで~。

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