今日は、未来への対応についてのお話です。
「今は大手に頼るよりも、自分で自衛をする方がよさそう」というお話です。
「アカウント停止」というリスク
ちょっと私の中でタイムリーだった記事があったので、ご紹介。
『テラリア』開発者がStadia版キャンセルを発表―Googleアカウントが理由なく停止されたままだと主張(Game*Spark)
記事の内容は、突然Googleアカウントを停止された開発者の経緯説明です。
ある日、数ヶ月も動画投稿をしていないのに、突然YouTubeから規約違反でチャンネルを停止させられて、その3日後にはすべてのGoogleアカウントが停止になった、ということです。
そして、当然Gmailも使えなくなったし、Google Driveに保存していたデータも取り出せなくなり、Google Playでの有料アプリ数十万円分も、すべて利用不可能になったと。
すなわち、「アカウント停止によって、連絡も、データもアプリもすべてダメ」状態になって、開発に深刻な痛手を受けてしまった、ということですね。
大切なデータを大手IT企業にゆだねない
開発者の人ほど、これからはこういうリスクが大きくなると思うので、注意した方がいいかと思います。
すなわち、「大切なデータや開発手段ほど、これからは大手IT企業にゆだねないようにしましょう。しっかりと自衛をしましょう」ということです。
それは、「アカウント停止」というリスクがあるからですね。
ひとたびGoogleアカウントが停止されれば、上記のようにGmailやGoogle Driveだけでなく、スマホで使っていた有料アプリも使えなくなると。
まぁアプリは買い直せばいいとしても、問題なのはデータですよね。
自分で作ったものほど、すぐには復帰できないし、大きな痛手になりうるわけで。
さらには、もし思い出の写真とかが取り出せなくなったら、制作データ以上にショックですからね。
過去にいろいろやってきた人ほど、危険
それに、何が原因でアカウント停止されるのか、分からないんですよ。
上記の開発者のように、YouTubeで何か問題があったら、Googleアカウント全体が停止される可能性もあるわけです。
ひょっとすると、過去に投稿した動画の中に、著作権的に使ってはいけない素材が入り込んでいたのかもしれません。
でも、例えばネットのフリー素材サイトから集めたものにそういうのが紛れ込んでいた場合、判定の使用がありませんよね。
それに、Googleは原因を一切教えてくれないんですから。
おそらくそれは、企業側が悪徳業者との「対策と回避のいたちごっこ」を避けるために、原因の詳細を通知しないんでしょう。
ですがそれは裏返すと、「普通に使っているのに停止された場合」には、完全にお手上げになります。
なので、過去にYouTube動画を投稿していた人とか、Googleのサービスを多く使っている人ほど、そして過去にいろいろやってきた人ほど、このアカウント停止リスクは高くなります。
まぁ普段使いしかしていない人は大丈夫なので、安心してください。
今は「大手ほど信頼できない」という状況
そういうこともあって、これからは「大切なデータや開発手段ほど、これからは大手IT企業にゆだねない」という方がいいかと思います。
ビジネスや開発で使うものは、できるだけローカルのメディアを使うか、もしくは小さく安定した企業にゆだねるといいでしょう。
これが分かると、ChromebookなんてGoogleアカウント接続が前提なので、「絶対にビジネスでは使えない」と分かりますよね(笑
その点、大手IT企業の中でも、Microsoftはまだ安心できるし、Appleもたぶん安心かなと思います。(Appleは使ってないのでよく分かりませんが)
一方で、Facebook、Twitter、Google、Amazonは、特にアカウント停止リスクに注意するといいでしょう。
少し前までは「大手ほど信頼できる」でしたが、今は「大手ほど信頼できない」という状況です。
そして少し前までは「欠陥を主張すれば、大手は喜んでフィードバックしてくれる」でしたが、今は「欠陥を主張すれば、大手は簡単にユーザーを切り捨てる」という状況です。
大手はすでに、「一緒に成長しよう」という段階は終えていて、「自分たちのルールに従えないなら、出て行け」という段階に入っています。
大手IT企業から見ると、私たちはちっぽけなものですからね。
少々の企業や知名度だったとしても、GoogleやAmazonの売り上げ全体から見るとちっぽけなものですし、何かあれば簡単に消されるものです。
なので、自衛はしっかりとする方がいいかな、と思います。
今は、多くの人が「自分は被害者だ」と思っている状況
これは、大手IT企業だけでなく、国や会社みたいな、力を持つ組織でも同じです。
今のような混乱した時代では、多くの人や組織が「自分は被害者だ」と思っています。
イメージしてみると分かるでしょうが、全員が「自分は被害者だ」という状況って、もう恐ろしいことになりそうですよね(笑
そういう人たちほど、周囲を責めて攻撃的にもなるし、自分の豊かさを確保しようとして、奪おうともします。
国も大手IT企業も、力を持つからこそ、攻撃性や「奪おう」とする力、「反抗する奴はいらない」という傾向が強くなります。
そういう場合に効果的なのは、そういう「奪い合いや、争いの場」から距離を取ることです。
すなわち、「自衛をする」ということですね。
そして、手元にある制限されたものから、工夫をして自分の欲しいものとか、豊かさ、楽しみを作るのもいいでしょう。
そういう点でも、社会から距離を取って生きられる性質の人とか、工夫ができる人ほど、これからは安心して豊かさを味わえるかなと思います。
まとめ
そういうこともあって、大切なデータや写真、連絡先、開発手段などは、できるだけローカルに取り込んでおくといいかと思います。
「できるだけ手元にあるものだけで、なんとかやっていけるようにする。国や大組織には、本当に必要なものだけ関わる」ということですね。
そして、今は大手組織よりも、比較的小さくて安定している組織の方が、信頼できるし、安心できるかと思います。
「親身になってくれて、顔が見えて、親しくなれる、そんな小さな組織」ですね。
実際、今は新聞とかマスメディアよりも、個人ブログの方が安心できるし、信頼できるでしょ。
今はまだ、コロナウイルスでも災害中です。
これから暖かくなって人が動き出すと、今度は経済的な災害リスクが大きくなってくるでしょう。
そういう点でも、「長期的に災害の混乱状態は続きそう」と思うといいかと思います。
なら、「大手に頼りすぎないようにしよう」と、いろいろ準備ができるかなと思います。
ということで今日は、「今は大手に頼るよりも、自分で自衛をする方がよさそう」というお話でした。
今日はここまで~。