今日は、クリエイティブなお話です。
「それほど特殊な技能を持たなくても、収益は作れる」という実例を紹介してみましょう。
億万長者になった人は、どういうビジネスをしているのか
今日のネタ記事。
石のペットにピクセル販売も……億万長者になるための、意外なビジネス14選(Business Insider)
記事の内容は、億万長者になった人がどんなビジネスをしているのか、14ほど紹介しています。
動画配信とかアプリ制作みたいな有名どころから、キャンドル作りとかクッシュボール(子供用の柔らかいボール)作りみたいな、マイナーなものまであって。
「そういうビジネスもあるんだ」と、見てみるのも面白いかと思います。
で、こういうビジネスの実例を知ると、「意外と自分にもできそうかも」と感じますよね。
すなわち、今日の本題でもある「それほど特殊な技能を持たなくても、収益は作れる」と分かって、自信が出たり、可能性が見えるかと思います。
「特殊な技能がないと売れない」という思い込み
多くの人が、「特殊な技能がないと、厳しい競争を勝たないと、そして多くのファン数を得ないと、収益を作れない」と思い込んでいるように思います。
例えば漫画とか小説でも、すごい競争率じゃないですか。
それは、私たちは「誰でも知っているメジャーな業界」に目が向きやすいからだろうと思います。
「ほとんどの人が知らないニッチでマイナーな業界から思いつく」なんて人はいませんからね。
だから、「自分の目につきやすい業界」=「他の人もよく目にする業界」=「激しい競争になる業界」=「『競争ばかりで、特殊な技能がないとダメだ』と感じる業界」になるんじゃないかと思います。
でも、実際に「自分のビジネス」でうまくやっている人って、むしろもっと地味だったりするんですよね。
例えば私がたまに見るYouTubeチャンネルで、CNBC Make It(英語のみ)というチャンネルがあるんですよ。
CNBCはアメリカの大手ニュース会社ですが、上記チャンネルでは、20代~30代ぐらいの人が、どうやってビジネスを作ったのか、実例を紹介していて。
「自分のビジネス」は、だいぶ地味
そういうのを見ていると、かなり地味なんですよね。
もちろん、動画配信とか、映像コンテンツ制作みたいなメジャーなものもあります。
でも、カップケーキを作ったり、芝刈り会社を経営していたり、富裕層の家にあるプールを洗浄する会社を作ったり、キャンドルを作ったり、いろいろあります。
国中で有名にならなくても、「地元の狭い範囲で、少しだけ良質なサービスをして、地元で地味に有名になる」ぐらいで十分に高収益は成り立つわけです。
例えば富裕層向けのプール洗浄をしている人は、個人でやっているようなんですが、顧客数はたったの40ですからね。
でも、1年を通して定期的にプール洗浄をするので、それだけの顧客数で十分なんですよ。
1~2ヶ月に1回洗えば、十分に回していけますからね。
そしてプールをうまく洗浄する知識を得たり、工夫をして、短時間でいい洗浄をすると。
それで十分な収益を得て、暮らしていけるわけです。
ビジネスができる流れ
他にも、カップケーキを作る人でも、地元の狭い範囲で売れればいいんですよ。
だいぶ前に見たのでうろ覚えですが、その人は、好きでカップケーキを作っていて、友人たちに食べさせていたわけです。
すると、友人から「これ、お金を払ってでも食べたいよ!」と言われて、ビジネスにしたとかで。
だいたい自分のビジネスを始める時なんて、そんなものですよね。
楽しんで作って周囲に喜んでもらっていたら、「お金を払ってでも欲しい!」と言われて、ころりとそれを信じてしまい、なんか好きでサービスをしていたら、地元で広がった、みたいな。
こうして、「地味だけどなんかうまくいく自分のビジネス」ができると。
で、アメリカではオーブンが普通にあるので、カップケーキなんて自宅で始められます。
手元にあるものだけで開始して、大きくなるにつれて少しずつ専門のものを導入してゆくと。
誰もこんな小さなビジネスに注目しないので、多くの人が知りません。
なので誰も目指さないので、長期的にうまくいきます。
「スライム作り」をビジネスにしている人が、面白かった
それとか、私の中で面白かったのが、スライム作りをビジネスにしている人ですね。
スライムというのは、ぐにゃーっとなる手触りが面白い、おもちゃです。
それを作って動画配信をして遊んでいたんですが、ついでに注文もできるようにすると、どんどん注文が入ってきて。
それで、そのスライム作りをメインの収益源として独立した、という流れです。
これだって、その辺で売っているものを使って作るわけです。
別に難しいことはなくて、作り方もネットにあるし、誰でもできることです。
しかも、最初は遊びのようにして作っていたものを、楽しく配信していたら、なんか利益になった、みたいな流れですからね。
今は動画作成の需要が多い
他にも、いろいろありましたね~。
ちなみに、受注形式で何かをしたい場合、今一番売れるのは動画作成だろうと思います。
これはやっぱり、YouTubeでの動画配信が急激に広がったからかな、と思います。
動画配信が広がって、「動画を見る人」がここ5年ぐらいでぐっと増えたんですが、一方で「動画を作れる人」はさほど増えないわけです。
確かに「動画作成者」は増えているんですが、「動画作成を発注したい人」という需要がそれ以上に爆発しているんですよね。
その上、「動画作成業務を受注する人や会社」がさほど増えていないので、まったく需要に供給が追いついていない状態なようで。
だから、ある程度の動画作成とか、動画のコンテンツ制作ができる人は、少なくともアメリカでは今、引っ張りだこのようで。
この場合、YouTuberや動画配信者として超一流になる必要はありません。
ある程度動画作成について学んでいて、ぱっと見でプロのように見える撮影とか編集ができれば、それで十分だと。
そしてそのレベルまでの技術は、学んで得られるし、少し探せば教材も山ほどあります。
確かにYouTuberとかVTuberになるのは難しいでしょうし、才能がいるでしょう。
でも、そういう「着実に学べることを学んで、収益源にする」ということもできるんですよね。
まとめ
なので、そんな風にいろんな「実際のビジネス」を知ると、可能性が見えるように思います。
超一流の漫画家にならなくても、有名投稿サイトで1位にならなくても、別にいいように思います。
ちょっとした小さな商圏だとか、小さなエリアで、少しいいサービスをしたり、少し独自のものを提供して、それで少し有名になるぐらいでいいわけです。
すなわち、可能性は「超一流になるスキルをどう身につけるか、どう競争に勝つか」というよりも、「目につきにくい業界をどれだけ知っているか」にもある、ということですね。
すると、競争をやめられて、地味にうまくできる収益源を作れるかもしれません。
ということで今日は、「それほど特殊な技能を持たなくても、収益は作れる」という実例を紹介してみました。
今日はここまで~。