今日は、クリエイティブなお話をしてみましょう。

「想像力も、立派な豊かさになる」、というお話です。

 

「お金以外の資産」って、どんなのがあるの?

先日、「お金以外の資産」を増やしましょうよ、って触れましたよね。

私たちが持つ豊かさには、お金も当然ありますが、お金以外の資産も多くありますよと。

で、「お金以外の資産」を増やすのは、工夫次第でいくらでもできます。

すると、その「お金以外の資産」を分かち合うことで、お金にすることだってできますし、お金を使わなくても欲求を満足させることだってできるわけです。

 

でも、「お金以外の資産って、どんなのがあるの?」って感じますよね。

なので今日はその中でも、一番資産価値の大きい「想像力」という資産について、お話ししてみましょうか。

 

温泉に行きたい、でも行けない。どうする?

「見えない資産」を作るには、クリエイティブな解決策をどれだけ導き出せるかが重要になります

例えば「ゆったり観光地の温泉にでも浸かって、くつろぎたいな」とか思ったとしましょうか。

何もクリエイティビティーを使わない場合、その解決方法は「温泉に行く」ですよね。

でも、私たちには金銭的な事情であったり、時間的、空間的な問題があって、なかなかできないわけです。

 

ならどうするか。

この問題をクリエイティブに解決することで、できるだけお金を使わずに、欲求を満足させましょうよ、ということです。

 

「近所のスーパー銭湯に行く」というのも、クリエイティブな解決方法ですよね。

交通費も宿泊費もかからずに、銭湯の費用だけでそれなりに満足できます。

「温泉の素とか、ゆずやすだちを買ってきて、風呂に入れて自宅で楽しむ」というのも、クリエイティブな解決方法でしょう。

「発泡スチロールの箱で足湯を作って、ベランダで風景を眺めながら足湯に浸かる」というのも、クリエイティブですよね。

「部屋にファブリック(布地)を使うことでイメージを変えて、小物などで温泉地の雰囲気を出す」というのも、また一つのアイデアでしょう。

 

クリエイティブになるほど、豊かな毎日を送ることができる

すると、「温泉に行けるか、行けないか」という二者択一の人よりも、よっぽど豊かな毎日を送ることができると分かります。

いろんなスーパー銭湯に通って詳しくなるかもしれませんし、それぞれの場所での楽しみ方も見つけるかもしれません。

温泉の素を比べて、「これが最高」というものを見つけたりできるかもしれません。

もしくは、「ゆずにショウブを加えたらどうなるだろう。柑橘系がいいなら、レモンとかオレンジはどうかな? アロマやハーブも組み合わせたらどうだろう?」と、自分で新たな温泉素材を作ることもできるかもしれません。

「発泡スチロールの箱なら持ち運びもできるから、ベランダじゃなくて、外で足湯ができないかな」と、移動式足湯を開発できるかもしれません。

 

なら、「温泉に浸かりたい」という欲求だけでも、いろんな可能性が見つかりますよね。

そして同時に、そんな工夫は、ビジネスの種にもなりうるわけです。

 

「想像力」だけでも十分に満足できる

まぁそこまでしなくとも、「想像力」だけでも十分に満足できます

温泉の例で言うと、自宅にいつもとは違う温泉の素でも入れて、目を閉じるわけです。

そして、「あのとき行った温泉は、あんな感じだったな。こういうところがすてきだったな」と、今自分がそこにいるかのようにイメージします。

私たちには、統合失調機能という「イメージを現実だと錯覚できる脳機能」があります。

なので、それだけでも、あたかも自分が温泉地にいるかのように味わえるものです。

その機能を利用できるだけでも、だいぶお金を使わなくても満足できるようになると。

 

私は「いつか、海を見渡せる場所で暮らしたいな」という願いがあります。

「そこで夕方、ゆったりとお酒でも飲みながら海を眺められたら最高だな」みたいな。

でも、当然「海を見渡せる好立地な家を入手する」なんて、すぐには実現できないわけです。

 

このクリエイティブな解決方法も、挙げればいくつもあります。

その中でも私がよく使う解決策は、過去に「こういう場所に住みたいな」と見つけた場所を思い出しながら、自宅でお酒を味わう方法です。

私は普段からそういう場所を探して「ここがいい」と好立地ポイントを見つけているので、そこからの風景を思い出せるんですよ。

なら、後はあたかもそこにいるかのようにイメージして、潮騒を、穏やかな風を、静かな雰囲気を味わうと。

 

人生、楽しんだもの勝ち

なんかよく「現実を再認識する方が優れている」という感覚の人がいますよね。

すぐに「でも現実はこうなんだよね……」と、嫌~な気分にさせるのが上手な人です。

私はそういう人を見ると、「豊かさが乏しい人だな」と感じます。

 

だって、この人生は「楽しんだもの勝ち」です。

そういう人は、「現実で、自分以外の誰もがそれを幸せだと認めうる状態」でないと満足できないわけです。

いわゆる、「自分が楽しむこと」ではなくて「周囲から認められること」を重視していると。

「他人から認められる豊かさ」だけが、豊かさの全てになってしまっているわけです。

 

私が提案しているのはそうではなくて、まずは自分の中で、新たな豊かさを作りましょうよ、ということです。

それは必ず、最初は「他の人が価値だとは認めていないもの」です。

「リアルの温泉こそが素晴らしい」という世界の中で、「発泡スチロールの箱で移動式足湯を作る」なんて、誰も思いついていないし、ばかげた発想になります。

でもそれこそが、「価値のないところから、価値を作り出した」ということになんですよね。

 

で、それを教えて、価値を分かち合ってゆくわけです。

「キャンプでも、シャワーだけでなく、この移動式足湯もあるなら暖まれるよ」とか、「被災地でも、これなら少ないお湯で暖まることができるよ」とか、いろいろ考えられます。

そして周囲の人が「それっていいね!」と価値を認めて、周囲がその「いいね!」と思った量だけ、世の中にインパクトをもたらすことができます。

そして気がついたら、いつの間にか自分がその新たな市場で第一人者になっている、ということですね。

 

まとめ

だから、想像力も、私たちが持つ一つの「見えない資産」です。

私はこの想像力こそが、一番資産価値が大きいんじゃないかと思います。

 

イメージをしても、「現実はこうなんだよね……」なんて考える必要はありません。

なんか多くの人が、「すぐに現実に戻って落ち込む方が、知的で冷静で頭がいい」とか思い込んでいるんですよね。

でも私から言わせると、それは「知恵がないな、クリエイティビティーがないな、せっかく持っているいい資産を使いこなせていないな」ということです。

 

想像力をぶっ飛ばして、思いっきり自分の欲求を満たせばいいんですよ。

「こういうカップリングが好き」、「こういうシチュエーションが好き」、何でもOKです。

すると、それがクリエイティビティーを生んで、ビジネスの種にもなる、ということですね。

 

ということで、今日は「想像力も、立派な豊かさになる」、というお話をしてみました。

今日はここまで~。

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