今日は、クリエイティブなお話です。
「使い道を考えるプロになろう」、というお話です。
竹で作った自転車フレームが格好良かった
面白い記事があったので、ご紹介。
先進国を走る「バンブーバイク」が、ガーナの暮らしを変えていく(TABI LABO)
内容はというと、アフリカのガーナで作られている、竹で作った自転車フレームです。
上記リンク記事にある一番最初の写真を見たら分かりますが、これがすっごい格好いいんですよ!
いわゆるナチュラルモダンなデザインで、都会であるほどそのビジュアルが引き立つように思います。
ガーナ製とか途上国支援とかは別になくてもいいポイントで、普通にデザインとして魅力的なクオリティになっているんですよね。
最近はこの戦略を説明し続けているので耳タコでしょうが、こういうのが「身近に余ったもの」をうまく使う、一つの具体例ですよね。
今日もそういう、「使い道を考えるプロになろう」ということで、お話ししてみましょう。
「クリエイティビティーの高い人」とは、「使い道を考えるプロ」
私は、「クリエイティビティーの高い人」というのは、「使い道を考えるプロ」とも言えるんじゃないかと思います。
「これって、こういうことにも使えるよね」みたいに、どんなものでも、いろんな使い道が思いつく人です。
これはものだけでなく、人でも同じです。
「こういう人は、こういう場所に強いよね」とか、「私みたいな性格の人は、こういう長所があるよね」と、世の中で自分をどう貢献できるのかを見つけられる人です。
それは、「他の人が既に評価している使い方」とは全く違った発想になります。
だいたい、誰もが最初は「みんなから評価されるようなことをしたい」と思って頑張るものなんですよ。
でも、個性的な人ほど「周囲の人が望む形」になれなくて、苦しむものです。
このブログを見ている人とか、まさにそういう人たちばかりじゃないかと思うんですが。
結局のところ、「この自分」でやっていくしかない
なら、結局のところ、「この自分」でなんとかやっていくしかないんですよね。
今の自分にあるもの、天から与えられているもの、余らせているもの、好奇心、そういうものに着目するわけです。
すると、分かち合えるものが見えてくるんですよね。
ひょっとすると、自転車が好きかもしれません。
そして近所には、廃棄自転車の処分場があって、無料でパーツを入手できる環境にあるかもしれません。
で、家の裏を見ると、山ほど竹があったりするんですよ。
しかも、その竹は日本有数の固くて切りにくい品種で、だからタケノコとかも食べられなくて、周囲からは「クソ竹」、「ゴミ竹」などとののしられているかもしれません。
ひょっとすると、自分自身もそう思っているかもしれません。
「自分が持っているトータルの価値」を上げていこう
でも、そうじゃないんだと。
「他人が評価しているものを争って手に入れるプロ」になるんじゃなくて、「新たな使い道を考えるプロ」になりましょうよ、ということです。
私たちの周囲には、いろんなものがあるはずです。
PCやスマホもあるし、ネットもあるし、自分の部屋もあるし、田舎なら竹でも土でもありますし、お金だってそうです。
その「使い道」ですよ、と。
それら「使えるもの」を、しょーもないことに使っていたら、そりゃあ「自分が持っているトータルの価値」は落ちていって当然ですよね。
だから豊かになりたい場合、使えるものを、より使えるものとして組み合わせたり、洗練させたり、加工したりすることで、「自分が持っているトータルの価値」を上げていくことです。
すると、やればやるほど豊かさが実感できるので、楽しくなって当然です。
「自分が作ったもの」が、自分の豊かさに直結しているからですね。
だから、例えばお金や時間を使ったら、普通は「ああ、これでもっと未来はよくなっていく」という満足感が、どんどん増えていくものです。
もしお金や時間を使ってもそういう満足感が増えない場合、その使い方が間違っているかもしれない、と分かります。
それが分からないと、お金を使っても、時間を使っても、どんどん豊かさは目減りしていきます。
そして、自分にとって大切な「時間」や「健康」を他者に与えて、お金を得るようになるんですよね。
時間や健康を売れば、確かにお金だけは簡単に入ってくるでしょう。
でも、多くの人が「気分を晴らさなきゃやってられない」として、建設的ではないことに、せっかく手に入れたその大切なお金を使ってしまうわけです。
こうして何が大切なのか分からなくなって、ドツボにはまって、貧困のスパイラルに陥ってしまうんですが。
まとめ
そんな風に、身近にあるもので、新たな使い道を考えるプロになりましょうよ、ということです。
一番身近にあるものは、私たち自身ですからね。
竹製の自転車フレームだって、都会向けにするならナチュラルモダンなデザインを極めることもできるかもしれませんし、強度を犠牲にしても、よりスタイリッシュにできるかもしれません。
もしくは、さらに何らかの工夫をすることで、スタイリッシュにしつつも強度を確保できるかもしれません。
すると、時間やお金をかけるほど、より充実できて、豊かさを作ることができます。
竹だけでなく、私たちの周囲には、安価で入手できて、使えるものが山のようにあります。
おとといの記事で、瀬戸内で古民家暮らしをするようになった人を紹介しましたよね。
あれで、さらに興味深いエピソードがあったのでご紹介しておきましょう。
ゴミ捨て場が宝の山!(後半部分から)
もうね、こういうのすっごい楽しいですよね(笑
分かる人には分かるでしょ!(笑
こういう風に、身近なところから豊かにしていくと、楽しいんですよ。
そういう「使えるものを使い倒す!」っていう発想もいいんじゃないかと思います。
ということで、今日は「使い道を考えるプロになろう」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。