最近お金を稼ぐことについて語っているので、今日もお金についてのお話です。
「自分でファンを確保するのは重要そう」、というお話をしてみましょう。
やっぱり「お金」は重要なキーポイント
「大好きなことで、自由に生きていきたい」という場合、やっぱり「お金」は重要なキーポイントになると思うんですよ。
例えば「嫌な家族と一緒にいたくない」とか、「こんな嫌な会社をやめたい」という場合でも、なぜすぐにそこを出られないのかというと、そこには「お金」という問題があるからじゃないでしょうか。
もちろん、他にもいろいろな理由があるかもしれませんが、大半が「それをできる十分なお金がないから」じゃないかと思います。
家賃を払って一人暮らしをできるだけの収益がなかったり、今の会社を離れて独立できる余裕がなかったり、みたいな。
自分の内面を見つめるにしても、大好きなことに集中するにしても、ある程度安心できる余裕はある方がいいかと思います。
そこでこのブログでは、「こうすれば、大好きなことでお金を稼げるようになれるよ」という方法や考え方を紹介しているわけですが。
そのために、「ニッチを狙うといいよ」という戦略や、「ニッチで目立つために、こうすればいいよ」という内容を説明しています。
で、今日はその中でも、「自分でファンを確保するのは重要そう」という考え方をご紹介しましょう。
私はこのブログでも、「ファンが大切だ」とか、「新人賞よりも、ファンを確保しよう」とか言っていますよね。
それはなぜかというと、ファンを確保しておく方が、圧倒的に利益率がいいからなんですよ。
自前でファンを確保する方が、10倍は多く稼げる
これは私の経験ですが、実際に自分でファンを確保して稼げる額は、他社から依頼されて受注することで稼げる額の、10倍ぐらいは多いです。
逆を言うと、他社からの依頼だけに頼ると、収入は1/10ぐらいになってしまう、ということですね。
例えば私がファンに本を売ることで、(生涯収入において)100万円を稼げるようになったとしましょうか。
すると、他社から同程度の作業量で「10万円の一括払いで、このような執筆仕事をしていただけませんでしょうか」というオファーが来るようになります。
ほぼ同じ作業量で、誰に売るかが違うだけで、100万円になるか、10万円になるかが変わってきます。
「だったらファンに売るよ!」って言いたくなるでしょ(笑
だからある意味、出版社からの受注のみで100万円を稼げるぐらいの作家さんなら、自前でファンを確保できれば1000万は稼げるぐらいの能力はある、ということです。
全然別世界の話ですよね。
でも実際では、多くの人が、「未来に分割払いで得る合計1000万円」よりも、「目先に確実に得られる100万円」を選んでいることになります。
自前でファンを確保するのは、初期段階ほどインパクトが大きい
だから、私は「新人賞よりもファンを確保しよう」と言っているわけです。
流通会社に認められることは、それほど効果があることではありませんよ、と。
これぐらいのインパクトがあると分かれば、「自力でファンを確保するのって、大切かも」って感じますよね。
まあ、より正確に言うと、収入量が低い状態(年間収益が50万円に満たない状態)ほど、10~20倍ぐらいの差が出ます。
逆に収入量が多い状態(年間収益が100~500万円ぐらいの状態)ほど、3~7倍ぐらいになります。
年間収益が1000万円以上ぐらいになって、初めて出版社を使う方が効率がよくなるかも、という程度ですね。
年間収益が2000万円以上なら、出版社や卸売業者を使う方が効果が高いでしょう。
すなわち、出版社や流通業者は、基本的にコストダウンのために使うものだと言えます。
これは、売れるようになれば、それだけ販売にコストがかかってしまうからですね。
販売増のために出版社や卸売業者を使うのは、もはや時代遅れ
逆を言うと、今の時代では出版社や卸売業者は、宣伝効果や販売増を狙って使うものではなくなった、ということです。
確かに、大量生産大量消費時代には、出版社や卸売業者は大きな影響力を持っていました。
というのも、人々に届けられる情報発信手段が限られていたので、テレビやラジオ、新聞や大手雑誌などが力を持っていたわけです。
だから、昔ほど「一気にお金を稼ぎたければ、大手流通会社に乗せてもらえ」という成功法則が成り立っていました。
ですが今は、もはやその考え方は時代遅れです。
今では個人でも全世界の人に情報発信ができて、ブログでもTwitterでもYouTubeでも、様々な方法で望む相手に情報を届けられるようになりました。
Amazonのような、個人でも安価に利用できて、しかもほぼ全自動で販売・発送管理してくれるような販売プラットフォームもできました。
ブログでも、すぐに販売カートを追加できるようなプラグインもあります。
そんな時代で、しかもクリエイティブな分野でニッチを狙っている場合、安易に出版社や卸売業者を使うのは逆効果でしかないように思います。
実際に、流通業者はどんどんと影響力を失ってきているので、「本当に売れるごく一部のメジャーの頂点」のみを重点的に宣伝します。
小さな作家やクリエイターを積極的に宣伝することは、ほぼないようにも感じます。
私の実感では、特に出版社は、「当たれば儲けもん」という程度で新人を確保しようとしているようにも感じます。
で、当たらなければ、「はい、さようなら」と。
まとめ
だから、大好きなことでお金を稼ぎたい場合、最初はとにかく自分で情報発信をして、ファンを確保して、できるだけ直販にするといいでしょう。
「売り上げ額が10倍とか20倍とか変わる」と分かると、「それだけの価値はありそう」と感じるかと思います。
特にこれはビジネスを立ち上げる初期段階で威力を発揮するので、早くお金を稼いで独立したい人ほど、自前でファンを確保する方がいいかと思います。
「出版社の編集者がついた方が、早くお金を稼げる」というのは、もはや通用しなくなった時代だということですね。
メジャーを目指している人は、まだ出版社や卸売業者を使うのもアリです。
ですがニッチを目指す人は、自前でやる方が圧倒的にお金を稼げるかと思います。
ということで、今日は「自分でファンを確保するのは重要そう」、というお話をしてみました。
今日はここまで~。